梅雨はいったいどこへ。暑さが激しすぎて頭がまたしても働かず、PCを前にしてただボーッとしてしまいました。それでも日々なんかしら気になる小ネタがたまるのは止められないので、引き続き放出させていただきます。
思わず見惚れる大自然の脅威


見てるだけで気持ちが落ち着くーと思ったこちらの絵は、1883年8月にインドネシアのクラカタウで起きた火山の大噴火を記録したドイツの書物に掲載されていた挿絵です。その当時、かなりの被害を出した大災害だったようで、噴火後も数年にわたって空の色が変わり続けていたらしく、その様子を捉えた水彩画だそうです。でも、綺麗だなぁという感想を思わず持ってしまう、大自然の恐ろしさ。
草と葉っぱと小枝でイギリス地方の民間伝承を語り継ぐアーティスト


イギリス、ピーク・ディストリクトのフォークテイル(民話)をミニチュアで再現して、後世まで記録を残していこうとするアーティストの作品です。可愛い。
大昔から気になっていたアルバム・カバーの絵が今頃判明





ニュー・オーダーが1983年にリリースしたアルバム「権力の美学 (Power, Corruption & Lie)」のカバー・アートがとても素敵で「やっぱセンスあるぅ!」と感心していたものの、その時は絵の作者のこととか特に気にすることもなく過ぎていった数十年の後に、突如猛烈に気になってしまい、調べたらあっさり判明したという個人的なネタです。
アンリ・ジャン・テオドール・ファンタン=ラトゥール(Henri Jean Théodore Fantin-Latour)という19世紀のフランスの画家の作品でした。肖像画と静物画(とくに花)で有名な方だったようです。花の絵だけでも、ものすごい数あったのですが、どれもため息ものの美しさでした。
レズビアンのプロテストの歴史がバッジで残されていました



偶然出会ったこれらのバッジは、アメリカでレズビアンの歴史を記録保存している、The Mazer Lesbian Archivesがコレクションしていたものです。バッジデザイン好きとしては見逃せませんでした。小さなバッジに刻まれた力強いメッセージにも感動します。
70年代アメリカのブラック・コミュニティを記録した写真集



南アフリカ出身のフォトグラファー、アーネスト・コール(Ernest Cole)が1960年代後半から70年代初めにかけて、ニューヨークやハーレムに住む黒人たちの生活を撮影した写真集「The True America」に魅了されました。なんと死後に発見されたネガからこの作品が作られたそうで(2017年)、70年代のいまだ差別の残る社会と、それでも変わっていこうとしている希望を同時に伝える作品となっているそうです。