家で飲むものといえばコーヒーか水ばかりで(昭和の文豪気取りではありません)、すっかり飲まなくなってしまった紅茶。昔はちょいちょい飲んでいたのに、家にあるたった1個のティーポットは棚でお眠りになっています。これを書いている今も飲んでいるのはコーヒーだけれど、今回取り上げたいのはティーポットです。
8,000個ものティーポットを展示するミュージアム、Teapot Island




イギリス、ケント州ヤルディングという牧歌的な田舎町にある、個人が経営するティーポットのミュージアム、Teapot Island。世界最大の収蔵数としてギネス記録に載ったこともあるそうで、そんなに大きくはない、かつてはカフェだったという建物にびっちりみっちり8,000個以上のティーポットが並べられているそうです。よくもまあこんなにいろんなデザインがあるもんだ、と口ぽかーんと開けて見入ってしまいそうなくらい、奇想天外な形のティーポットがあっちにもこっちにも見えます。
2002年から家族経営を続けて、2014年にはチャールズとカミラの英国王室夫妻も訪れたことがあるというこのTeapot Islandですが、どうやら経営が大変みたいで売却を検討中という2024年の記事を見つけてしまいました。公式サイトもなくなっているし、チャールズの王室マネーでなんとかしてあげてください。
ティーポットの可能性は無限です






以上、ネット上で見つけた、やりすぎデザインのティーポットたち。紅茶を入れる便利な容器を超えて、なにがなんでもこの形にするんだという執念を感じて、微笑ましく眺めました。