
アカデミックな世界にまったく無縁なくせに、大学とか学会とかの研究報告会に異様に興味だけはある凡人といえば私です。恐れ多いのと、単純ににわか脳がついていけないだろうと、いまだ足を踏み入れることができません。でも去年、日本ケルト学会が開催した研究大会では、ジョーゼフ・キャンベル先生とアーサー王神話についてや、トールキンのエルフ語についての研究発表があると知り、もう少しでもぐりこもうかと悩みに悩みまくりました。結果、怖くて行けなかった。
そんなわけで(そうとうに無理のある前フリですが)、いつも小ネタ羅列しているやつを、研究報告と称して並べてみます(自分が教授の側に立っている不遜さは無視してほしい)。
大昔のビンテージのビーズ刺繍バッグ
過去を振り返るのはやめて、今を未来を見つめましょう、なんて、新年はとくに未来志向メッセージが押し寄せてくる時期ですが、ついついやめられない昔のビンテージ・デザイン漁り。急に思いついて、MET(メトロポリタン美術館)でバッグばかりを見ていたんですが、ビーズ刺繍のバッグが可愛すぎ。
南アフリカのストリート・ファッション




いつでもストリート・ファッションを見るのは大好きなのですが、意外と見る機会のなかった南アフリカのスナップを最近見かけて目が爛々と輝きました。柄と色のコーディネートが飛び抜けているし、しっかり着こなしている。
見てると苦しくなる猫ちゃんティーセット

猫モチーフの陶器はいろいろあれど、こんなに猫ちゃんが苦しそうにみえるものは初めて見ました。1934年のものだそうです。ミルク・ポットとティー・ポットの首の傾きは、もうちょっとなんとかならなかったのか、ティーカップの顔の険しさも、もうちょっとなんとか…。
ベラルーシの多才アーティストによる美麗カーペット



ベラルーシのアーティスト、Yazep Narсyzavіch Drazdovic(1988年〜1954年)が描いたカーペットの図案が、瞳孔がカッと開くくらい素敵でした。ファンタジー&フォークロアの完全合体。しかもこの方、画家であると同時に、作家、教師、考古学者、民俗学者、天文学にも詳しかったという多才ぶり。気まぐれな性格なので3年ごとに新しいことやっていたとか、限度を超えた才能に驚きました。
これが90年代のデニム・ファッションだ!

グレン・クローズとウディ・ハレルソンが昔撮られたこの1枚に、90年代頃のデニム・ファッションのすべてが詰まっていて笑顔を禁じ得ません。エスニックな金刺繍が入ったキャップとかあったなぁー。自分の昔の写真で着ているファッションとかも正視できませんが、セレブは永遠に残されるので大変です(こうやって拡散している自分がいうのもなんですが)。
世界各国の映画ポスター見比べ




映画「ハロルドとモード」の各国版ポスターがどれもいい感じ。この映画を見たのはずいぶん前ですが、「ハロルドとモード」と聞くだけで、心の片隅がキュッと締め付けられます。