可愛いものには棘がある

ちょいと昔の、と書こうとして、80年代90年代が、30年も40年も前のことだと気づいて、いい加減大昔のことだという認識をしっかり持たないといけないな、と思う2025年のスタート。その大昔に流行っていた可愛いシールばかりを集めている人のコレクションを見て、ほわっと幸せな気持ちになれたので自分でも探してみました。

大昔に流行っていた可愛いだけ(これが大事)のシール

カナダのシール会社、Sandylion(サンディライオン)のものがほとんどなのですが、ビンテージ・ステッカーとして今でも人気が高いみたいで、ネット上でいろんな値段で売られていました。確かについ集めたくなる可愛さがあります。

驚愕の事実が明るみに出るドキュメンタリー「グリッター&グリード:リサ・フランク物語」

そして同じく80年代90年代に、アメリカの少女たちを可愛さのみで席巻したのがリサ・フランク。そのリサ・フランクのドキュメンタリー「グリッター&グリード:リサ・フランク物語」を新年早々に見てしまい、ちょっと今どんよりしています。

リサ・フランクの人気キャラクターたち&レインボーの嵐

キラッキラでグリッターでレインボーで可愛さを凝縮した動物キャラクターのステッカーや文房具で、80年代&90年代のアメリカのティーン・ポップ・カルチャーを独占したリサ・フランクの初ドキュメンタリーとくれば、てっきり成功キラキラ物語なのかと思ったら、グリッター&グリード(輝きと強欲)というタイトルが示すように、可愛い夢の世界の会社どころか、ほんとはどえらいブラック企業(この言い方もよくないかもしれないですが)だったという内情を糾弾する番組でした。もうびっくり。

元従業員や契約関係にあった関係者たちの証言で明らかになっていく常識を超えたパワハラの数々にクラクラするわ、廃人寸前にまで追い込まれた人たちの話に私も一緒にくやし涙です。商品に罪はないけれど、今後リサ・フランクの商品を買うことはないかも…と思ってしまう恐ろしいドラマでした。

アットホームとか家族みたいな、とか書いてある求人広告は危険信号だという常識(個人的意見)と同じくらい、表向きは夢のようだとか夢を売っている、みたいな面構えをしている会社は(某ニーランドとか)信用ならないという見本がまた増えてしまった。

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