こんなことじゃいけないな、と思いつつ、昔のようにレコード店などで探してCDやレコードを買うことが少なくなって、もっぱら最近は映画とかドラマでかかった曲で、「お!」と思うもので満足している体たらくをお許しください。
そんな最近の映像作品内で出会った個人的フェイバリット・ソング集です。
いきなりの、どカントリー・ソング、グレン・キャンベルの「ウィチタ・ラインマン」です。アマゾンのドラマ「僕は乙女座 I’m a Virgo」で流れました。巨匠ジミー・ウェッブ作曲の激メロ良し曲で、アメリカのウィチタで働く架線作業員の哀切を歌った歌詞もジーンときます。
ドラマの中で、この曲に合わせて半裸の男性がキモい感じでダンスを踊るんですが、映画「Saltburn」の忘れられないラストシーンを思い出しました。「なんちゅうものを見せてくれたんや(美味しんぼを改変)」と叫ばずにはいられない、一生残る震えを与えてくれたあのシーンがあるだけでも「Saltburn」は名作。
映画「落下の解剖学」見た方なら全員頭の中でしばらく鳴り響いていたであろうこの曲。50セントの「P.I.M.P.」をカバーしたドイツのスティールパン・ファンク・バンド、Bacao Rhythm & Steel Bandです。
この曲がかかるたびに感じる神経がザワザワする感覚、すごかった。あとから原曲が、ポン引きが女性をモノ扱いするミソジニー大爆発の曲だと知って背筋がゾーッとするまでがこの映画の楽しみ方かもしれません。
ちょっとなんの映画か忘れてしまったのですが(ひどい!)、劇中でかかって、めちゃくちゃ懐かしくて聴いたことあるけど何だっけ? となって調べた曲。2005年リリースのエイメリーの「1 Thing」でした。イントロからもうかっこいい。
個人的に大好きな俳優、オーブリー・プラザが出ているので見た映画「マイ・オールド・アス ~2人のワタシ~」で流れた、ジャスティン・ビーバーの2009年のヒット曲「ワン・レス・ロンリー・ガール」です。
本当に申し訳ないのですが、正直に言うとジャスティン・ビーバーの曲ちゃんと聴いたことがなくて、びっくりしました。こんないい曲歌ってたんだ! これまで無視してて、ほんとすみませんでした。いいメロすぎて、もうこの曲カラオケで歌えるくらいになりました(カラオケ行かないけど)。
あと、この曲のこと調べてて知った、ジャスティンが悪ふざけして歌ったこの曲の替え歌で(ちょっと黒人差別的な言い回しがあったようです)、アッシャーに怒られて説教されたというエピソード、面白かったです。
なんの気まぐれかTVアニメシリーズの「青の祓魔師(エクソシスト)」を見返してみようと見始めた第一話のエンディング曲が数秒かかった瞬間に震えがきました。こ、この曲! ずっと忘れていたけど(放送は2011年)めちゃくちゃいい曲でエンディング飛ばさず聴いていたー! 懐かしさといい曲また聞けて嬉し泣きしました。
最後は映画でもドラマでもなくアルゴリズムが突然私に持ってきた、Haircut 100の往年のヒット曲「Love Plus One」。懐かしすぎる。当時ケーブルTVの音楽番組でかかっていて死ぬほど見た記憶が蘇ります。邦題は「渚のラブ・プラス・ワン」。渚がどこから出てきたのかわかりません(歌詞にもないと思います)。あと昔見ていたときはなんの違和感も持ってなかったと記憶しますが、今改めて見てると突然出てくる頭蓋骨とかターザンのシーンに? が止まりません。80年代のおおらかさ、ってことですか。