そこに猫がいたら写真を撮る

いつ、どこででも、どんなに見ても見飽きないもの、それは猫写真。日々、猫写真を追いかけ回しているなかで、またしても見た瞬間に大好きになった猫写真が、写真家、深瀬昌久の写真集「サスケ」です。

猫のサスケと写真家、深瀬昌久の愛くるしい日々が1冊に

サスケと名付けた小さな子猫と2代目サスケ、のちに増えたもう1匹のモモエを撮った写真集で1978年から1979年にかけて出した、いくつかのサスケの写真集をまとめた決定版として2021年に発売されたものです。

image via 写々者

影みたいにどこにでもついてくる存在だったというサスケを撮った白黒写真のすべてが、猫との距離感ほんとに0(ゼロ)で、目の前にサスケがいるような錯覚を起こさせる生き生きとして愛情溢れる作品になんか心がジーンときます。

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image via The New Yorker

最初にもらってきた子猫のサスケはなんと10日後に逃走してしまい、近所に迷い猫の貼り紙を貼りまくって数週間後に連絡がきた野良猫はサスケではなかったものの、その猫を2代目サスケとして飼い始めたそうです。そのサスケと2代目サスケの物語が収められた写真集「Afterword」(2016年)は残念ながらレア本みたいで入手困難状態のようです。

猫が好きで好きでたまらない人間が撮った「猫愛」しか詰まっていない作品。

おまけ。ネコの描き方本のむちゃぶり

こちらはアメリカで70年代くらいに出版されていた「How To Draw Cats(猫の描き方)」というお絵描き本なんですが、猫の絵は素敵なんだけど、もうちょっと細かく指導がほしいというか、いくらなんでも4ステップとか6ステップでこんな絵が描ける人は、もうすでにこの本がなくても絵が描ける人。

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