ハロウィンじゃなくても、こちらはいつでも闇の住人はウェルカムなんですが、やはりこの時期になると露出が増える闇業界(言い方が違う気もするが)の気になった話題をいくつか。
アダムス・ファミリーのカートゥーン作家、チャールズ・アダムスの作品いろいろ
「アダムス・ファミリー」と最初に出会ったのはティム・バートン監督の映画でしたが、生みの親の作家チャールズ・アダムスの作品を一挙にたくさん見ることができたのはこちらのインスタのサイトを見つけたから。ダーク・ユーモアたっぷりの絵がわんさかあって笑顔がこぼれます。そういえばドラマ「ウェンズデー」のシーズン2はいつなんだろうと思ったら、来年公開だそうで楽しみです。
マスト・アイテム、骸骨のアート
Carlo Farneti (1892-1961) というイタリア人画家の作品で、ゾラやポー、ボードレールの本の挿絵などを描いたそうです。骸骨と花って相性がいいですね。
ちゃんとした歴史家が魔女の質問に答えます
雑誌「WIRED」のYou Tubeチャンネルでの名物コーナー、専門家が視聴者からの質問に答えるTech Supportがハロウィンにぶつけてきたのがこちら。歴史家がWitchcraft(魔術)についての質問にバシバシ答える回で速攻見るでしょう。
ほぼ魔女裁判(特にセーラム)について質問が集中していましたが、とりわけ面白かったのが「魔女裁判を受けないようにするにはどうしたらいいですか?」という質問の答えが、「自分の周りの人に逆らわず、ご近所トラブルには近寄らない」というもので、当時の魔女裁判のデタラメさがよくわかるというか、魔女として糾弾されるきっかけがほぼ家庭内のトラブルであった(子供や家畜や作物が死ぬ、夫が性的不能になる、など)という説明もあって、結局のところご近所トラブルが当時の偏見や無知とつながって魔女裁判になっていったという話は面白く、なるほどなぁと納得すると同時に今でも十分ありえそうで怖いなぁと。
学校の歴史の必須科目に魔女裁判入れてもいいんじゃないでしょうか。そのくらいためになる動画でした(英語のみですが自動翻訳機能使えます)。
BBCでその昔ドラマ化されていた幽霊物語の古典
私の大好きな作家の一人であるアーサー・マッケンとともにイギリス怪奇小説の巨匠と呼ばれるM・R・ジェイムズの短編小説「Lost Hearts」が1973年のクリスマスにBBCでドラマ放送されていたそうで、最近ひょんなことで見ることができたのですが、霧のかかったイギリスの田舎の洋館と孤独な老人と孤児と幽霊(異形?)のコンビで私が嫌いになる要素ゼロ! で素晴らしかったです。なかでもリュートみたいな弦楽器の音楽が耳に残る不気味さで今でも聞こえて震えるー。それにしてもクリスマスに子供が夜怖くてトイレ行けないようなドラマを放送していたとは。
ドラマ版チャッキーに夢中です
なんとなく見始めたドラマ版「チャッキー」が面白すぎて今いちばん楽しみにしているドラマなんですが(シーズン2の途中)、シーズン3で打ち切りというニュースを最近知って本当にがっくりきています。永遠に続いてくれてもいいくらい楽しいのに…。
ティーンネイジャーが主人公の青春ドラマとスプラッターの相性がいいのはもちろん、毎話「なになに、どういうことー!?」と心底びっくりする天才的ツイスト展開も素晴らしいし、仕上げのチャッキーの芸術的殺人でひえー! と声をあげて楽しんでいる最中なのに。
チャッキーもパディントンと同じく文化的遺産決定。