頼んでもいないのに勝手に大金が振り込まれてしまう特権階級と違って、究極に有限のお財布しかない一般庶民としては、店先やネットでうっかり素敵な商品を見てもひょいひょい買えないこの辛さ。そんな鬱憤を晴らす(のか?)ため、やらずにはいられなかった、ネット上で欲しいものを集めて買った気になる(ちょっと虚しい…)妄想ショッピングです。ちくしょー。
イタリアのボッテガ・ヴェネタの革バッグです。カーキ色のショルダーバッグのチッタが632,500円で、水色のショルダーバッグ、カリメロ チャチャが495,000円! 桁が違う! でも素敵。
もういい加減大人がずた袋バッグ(トートバッグのことです)ばかり使っているのもあれかなぁ、と一個くらいは革のちゃんとしたバッグ欲しいと思ってはいるのですが。
しかしやっぱりトートバッグに戻ってしまう。こちらはロンドンのブリックレーンにある書店、Brick Lane Bookshopのトートバッグで6ポンド(約1,200円)。安心の価格。こういうロゴだけプリントのトートが好きなのと、本屋さんのバッグ持ってると頭が良さそうにみえるという浅はかなエゴが合体して猛烈に欲しいですが、海外でしか売っていないので入手がちと困難です。
なぜか最近アルゴリズムが猛烈に私にプッシュし続けてくる、ミュンヘン生まれのトラベルケース・ブランド、Floyd。でもたしかに可愛い。カラーバリエーションも豊富かつ、コロコロのタイヤの色もたくさんあって組み合わせが無限大。ただお値段が165,000円なので気軽には手が出ません。
京都の老舗茶筒屋、開化堂の調味料入れ&小物入れで、23,000円です。銅、ブリキ、真鍮の3種類あります。シンプル美とはまさにコレってことで、たしかに見惚れる究極の美しさ。自分のダラけた間抜け面がうっかり反射してみえないか怖いくらいです。冗談はさておき、一個でもキッチンに置けばあっという間に高級感爆上がり。
デンマークのブランド、Bergs Potter(バーグス・ポッター)の鉢がどれもこれも素敵だったのですが、フリンジ模様が可愛いテラコッタの植木鉢Helenaは3,850円〜8,580円で、テラコッタの素朴な筒状の鉢と、カラフルな釉薬仕上げのソーサーのセット、The HOFFは8,000円と、植木鉢に自分はいくらまで出せるのかという問いを投げつけてきます。でも可愛い。
もけもけの毛の長いラグが好きで今使っている毛長ラグもそうとうに年季が入ってきて、しかもよくみたら禿げている場所を見つけてしまって新しいラグをぼんやりと検討中なのですが、やはりモロッコの手作りラグいいですよね。見つけたやつはビンテージだったりもするので、8万円くらい。一生ものと思えば…。
冬用のコートも、もけもけを見つけてしまったのですが、イザベル・マランのもので11万〜13万円の富豪値段でした。
おまけのこれはミネラルウォーターのエビアンのビンテージのボトル・クレートだそうです。こんなピンクで可愛いものがあったなんて。海外のビンテージ系ショップで売っているのを見かけました。
おまけのおまけで、L.L.ビーンでこんな犬派の人のためのラグを見つけました。12,100円と19,800円です。やはりアウトドア・ブランドだけあって断然犬派の人が多いんでしょうが、猫バージョンも作ってほしい。家に篭ってばかりの猫派はお呼びじゃないか。