よく見たら恐ろしいビフォーアフター

例によってまたネットでフラフラしていて出会った画像で、最初いいじゃない、と気に入ったものの、詳しく見ているうちに驚愕の事実がわかってビックリしたという話です。

1960年代アメリカのファストフードチェーン店の従業員を撮影した写真

最初に見たのがこちらの写真(上)。なに、このやさぐれたウェイトレス、最高ー! と思ったのもつかの間、一緒にくっついていた写真がありました。

image via Flashbak

パッと見たときに同一人物だとはすぐわからなかったくらい、謎のビフォーアフター写真がくっついているのです。

いったいどういうことなんだと、写真を見つけた記事「The Krystal Counter Code: A 1954 Fast Food Server Guide」を読んでみたら、The Krystalという全米展開しているファストフード店の従業員に向けたトレーニング用映像からの抜粋画像で、ドレスコードを指南する場面なんだとか。

私が最高ー! と興奮した画像がビフォーの、すべきでない、好ましくない服装で、下のアフターこそが理想の従業員の身だしなみ、だそうです。ひえー。

なんだか矯正センターの写真みたいな、ちょっと怖いくらい、アフターが無味乾燥人間になってて背筋がぞーっとなりました。ぜったいビフォーの写真を撮るときのほうが、みんなノリノリで撮影していたに違いない。あと会社の考える不良(?)の服装に必ず鎖チェーンが巻かれていて笑います。リンク先で他にもいろんな人のビフォーアフター画像楽しめますのでよかったら。

私だったらアメリカに旅行に行ってダイナーに入ってビフォーのウェイトレスがいたら、心の中でガッツポーズするくらいなんだけどなぁ。まあ普通に清潔にしている従業員のほうがいいか。

このトレーニング用映像が某Tubeに一部上がっていたので見てみたのですが、服装以外にも従業員同士でコソコソおしゃべりしない! とか笑顔は絶やさずに、でもお客様と親しくなりすぎないで距離を保ちながらフレンドリーに接しなさい、とか無理難題を押し付ける、あ、間違えました、接客業の虎の巻を延々とレクチャーしていました。

初めて知るアメリカの人気ハンバーガー・ファストフード店、Krystalの歴史

image via Krystal Instagram

初めて聞くKrystal(クリスタル)というファストフード店を調べてみたんですが、1932年にアメリカ、テネシー州チャタヌーガに第一号店をオープン、現在は東海岸や南部を中心に300店舗以上の一大チェーン店に成長。スライダー(Slider)と呼ばれる、小さめの四角いハンバーガーとコーヒーの激安セットが有名で、スライダー2個とポテトとドリンクで4ドル99セント(円安なので約700円です)というメニューを見かけました。

あのエルヴィス・プレスリーがラジオの初オンエアーを記念して100個のスライダーをファンに配ったとか、サミュエル・L・ジャクソンの初出演作がKrystalのCM作品だったとか、アメリカ人にとってはとても馴染みの深い庶民の味方のハンバーガー店のようです。まだまだ知らないアメリカン・カルチャーあるなぁ。

おまけの癒し

image via Reddit

おまけの、これはいいビフォーアフター。8週間目のわんこと8ヶ月後のわんこと俺。笑顔になります。

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