Breakfast at …

突然ですが、人それぞれ好みがあるのはもちろんとして、朝食がいちばん好きという人も少なくないんではないでしょうか。私です。そして基本的にパン派なので(たまに和食)、朝のぼんやりした頭でコーヒーとパンをのんびりとパクつく幸せ、プライスレス(古い)。

そんなどうでもいい話をしているのはなぜかというと、SNS上に嫌でもあふれるジャンルのひとつが食べ物(と猫)でありまして、最近私の目に留まったのがこちら。

定番メニューを洒落乙に提供するロンドンの軽食堂、Norman’s Cafe

イングリッシュブレックファスト
スティッキー・トフィー・プディング  image via Norman’s Cafe

Norman’s Cafe(ノーマンズカフェ)というロンドンにある軽食カフェで、イギリスの伝統的なメニューをめちゃくちゃおしゃれに提供するという2020年に開業したお店です。ホットサンドイッチを出す店から始まって、今ではイングリッシュ・ブレックファストやフィッシュ&チップス、パイ、プディング、週末にはワインやビールも提供する軽食堂になったそう。

Bangers & Mashというイギリス名物ソーセージとマッシュポテト
スパイシーマヨネーズのチキンサンド image via Norman’s Cafe

「そうそう、こういうのでいいんだよ」を地でいく、素朴でガッツリ系のメニューばかりです。自分が食べて育ってきた普通の英国料理を提供したい、というオーナーの言葉がそのまま現れていますが、こういう庶民の食べ物みたいなものを、あまり小綺麗におしゃれに提供されるとちょっと鼻につく感が否めなくもない、という捻くれ者の意見ですいません。

ウェブサイトにはお店のプレイリストも公開されていて、ディアンジェロやア・トライブ・コールド・クエスト、Mos Def、Method Manなど、同世代を疑うくらい往年のヒップホップが並んでいて、「いい選曲じゃないか…」とニヤリ。こういうところも、おしゃれが効いててちょっとむかつきます(ひどい)。

油ギトギト胃袋を満たす大衆食堂、Greasy Spoonの名店、Regency Cafe

ところでこういうササっと食べてお腹を満たす(大体油ぎっとり)庶民向けの食事を出すレストランのことを、Greasy Spoonと呼んでいて、いわゆる大衆食堂のことなんですが、ノーマンズカフェもその一派になるみたいです。

image via Regency Cafe

Greasy Spoonの代表的なお店がロンドンにあるRegency Cafeで、イギリスのベスト・イングリッシュ・ブレックファスト店に選ばれたとか。残念ながら行ったことがないのですが、詳しいお店の記事を見つけました(日本語で読めます)。これぞ庶民のお店! という佇まいで素晴らしいです。

食べ放題の薄切りトーストに、卵焼き、ソーセージ、焼きトマト、ベーコン、ベイクドビーンズ、マッシュルームなどが盛り盛りにワンプレートに乗っかったフル・イングリッシュ・ブレックファストは日本だとまず目にすることがほとんどないメニューで(朝から胸焼けするぐらい食べる人がいないせいかもしれないけど)、イギリスに旅行に行ったら必ず食べていたので、ちょっと懐かしくなりました。

日本でもイングリッシュ・ブレックファストが食べられる

image via Bespoque

どうやら東中野にあるBespoque(ビスポーク)というガストロパブでイングリッシュ・ブレックファストが食べられるみたいでちょっと行ってみたいです。そのほかイギリス料理がいろいろ提供されていて、小さなお店ながら地域の人気店だとか。もちろんフィッシュ&チップスやスコーン、ホットクロスバン、レモンケーキやキャロットケーキなどの写真が並んでいて、どれもおいしそうでした。

そこで思い出したのが、最近急激に見るようになったイギリス発祥のお菓子、キャロットケーキ。誰が仕掛けたのかわからないけど、あっちでもこっちでも売っているのを見かけます。

急にブームのキャロットケーキの謎

幡ヶ谷の人気店、サンデーベイクショップのキャロットケーキ image via Sunday Bake Shop
日本橋Coinのキャロットケーキ image via coin

すりつぶしたニンジンを入れた生地のスポンジにクリームチーズのフロスティングを表面に塗った、ずっしり系の焼き菓子で、イギリスの料理コンテスト番組「ブリティッシュ・ベイク・オフ」で頻繁に出てくるのを見ていたので知っていたのですが、番組見ていたときは(数年前)まったくといっていいほどキャロットケーキ日本に普及していなかったのに、今やイギリスの焼き菓子のお店がけっこう増えてきている気がするのは、もしかしてこの番組の影響なのか!? とちょっとだけ思っています。

と思ったら、キャロットケーキの火付け役はパリが本店のローズベーカリーが日本に上陸して、ここが広めたそうです。おパリでした。

そこで、ガッツリ食べるイングリッシュブレックファストも(たまには)いいけど、コーヒーとクロワッサンというもうひとつの定番朝食も捨てがたい、ということでこれも最近SNSで見かけて「すごいなぁ」と見入ったお店がこちら。

クリーム山盛りホットチョコレートとクロワッサン、パリのカフェ、Carette

モンブラン image via Carette

Carette(カレット)というフランス、パリにある老舗サロン・ド・テの、盛り盛りクリームのショコラショー(ホットチョコレート)とクロワッサンに目が飛び出ました。デザート(とくにモンブラン)も人気だそうです。

エッフェル塔に近い立地で観光客はもちろん、地元の人にも人気が高いお店だそうですが、若干お値段がお高いみたいで、たまの休日に張り切って楽しむのにはいいかもしれない。

image via Carette

もう糖尿病とか気にしなくなったら、こういう(画像上)デニッシュ系のパン祭りとコーヒーの朝食で暮らしたいです。

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