ハンドペイントの1点ものビンテージブラウスはもはやアート

白いフリルブラウスの背中にサーカスのイラストがハンドペイントされている

ネット上でいろいろなビンテージアイテムを探せるというサイトでフラフラしていたら見つけた記事「Collecting & Researching Tina Leser」で掲載されていた、とあるビンテージデザイナーの手書きのプリントブラウスが素敵すぎて頭から離れません。

戦後すぐの女性のカジュアルファッションを牽引したデザイナー、Tina Leser

鳥の手書きでプリントされた白のリボンブラウスを着た女性
鳥のプリントブラウスとスカートを履いた女性のスケッチ
image via Gem

大学の先生をしながら自分で見つけたビンテージを売る仕事もしていたアメリカ人のマリーさんが、ある日出会ったデザイナー、Tina Leserの洋服に一目惚れして以来、彼女の作品を調べて集めているという記事で、その中で紹介されていたのが上の画像の手書きのプリントブラウス。す、素敵!

Tina Leserは1910年にアメリカ、フィラデルフィアの裕福な家庭に生まれ、子供の頃から世界中を旅する生活を送り、21歳で結婚しハワイのホノルルでファッションの道に進み、その4年後に自分の店をオープン。1941年にはニューヨークに拠点を移して、戦後の女性のカジュアルファッションに大きな影響を与えたデザイナーだったそうです。

女性が普段の生活で動きやすい服を、カジュアルだけどエレガントでもある、という彼女のデザインポリシーは、のちにスポーツウェアや水着のデザインにまで発展していったそうです。

ハンドペイントの完全1点ものブラウス

私も一目惚れした上述の手書きプリントのブラウスは1940年代のTina Leserの代表的な作品のひとつで、そのほとんどはオーダーメイドで、彼女がひとつひとつクライアントの好みに合わせて手書きしていたものだとかで、さらにびっくり。こうしてみてみると、動物がモチーフになっているものが多いみたいです。

サーカスと名付けられたブラウス image via 1st Dibs
鳩が描かれたブラウス image via The Met
ウールジャケットの背中にハンドペイントされたもの

オークションサイトや美術館に所蔵されているTina Leserのハンドペイントの作品いろいろありました。どれも垂涎もの。大体10万円前後で取引されているみたいです。

今でも着られるTina Leserのファッションデザイン

インドのサリーっぽい image via 1st Dibs
image via Vintage Everyday

世界中を旅した経験から世界各地の生地やデザインを取り入れた洋服もあったり、十分今でも着られる水着のデザインなんかもあって、わー着てみたい! となるんですが、そこはビンテージなんでお値段も張ります。悲しい。

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