一生縁がないと思っていたものが巡ってきた

ベージュのノースリーブスーツを着て黒のハンドバッグを持っている女性

なんか素敵なんだろうけど、自分には多分縁がないなぁ、要するに好みじゃないなぁと勝手に決めつけてきたものが、年を取るにつれて「あれ、おかしい。素敵に見えるんですけど」という現象を、なんか頻繁に感じてきている気がする。いや、気のせいじゃなくて確実に感じているんです。しかし今回は、自分が変わってきているというよりは、昔のあの人がいつの間にかイメチェンしてた! という話。

最近のジル・サンダーのコレクション

ある日偶然目にしたハイファッションブランドのジル・サンダーの最新コレクション画像。なんか私の知っているジル・サンダーと雰囲気が少し変わっていて、えらいかっこいい! とびっくりしました。

ジル・サンダーといえば、白と黒でミニマルでストイックなシンプル・ファッションのイメージだったのですが、いつの間にかシャープでストイックな雰囲気は残しつつ尖っているというか、攻めのデザインになっていて、「こいつデキる」と唸らせるような上級者に大変身してました(何言ってるか自分でもわからなくなってすいません)。

image via Jil Sander
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バッグなんかも、めちゃくちゃトンガってるわけじゃなくて使いやすいデザインなんだけど、一味違うおしゃれ足しておきます、という絶妙さで、思わず「欲しいなぁ」なんて夢想しました(おいそれと買える値段じゃない)。

image via Jil Sander
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昔のジル・サンダーらしい、7DAYS SHIRTSというシャツのラインもちゃんとありました。素敵じゃない、と見てみたら、シャツ1枚に14万円とかいう値段が付いていて、扉が目の前でピシャッと閉じる音が聞こえました。

記憶のなかのジル・サンダーと違いすぎるので調べてみたら、やはりデザイナー変わっていました。ファッション業界ってデザイナーの名前を冠していても、いつの間にか中身が変わってること多くて混乱するんですが、ここ最近のデザインを手掛けているのは、ルーシーとルーク・メイヤー夫妻だそうです。お二人のお気に入りのものを紹介するインタビュー記事見つけました。多分私が一生かけても辿りつけないくらいの高みにいるセンスに酔いました。

ISSEY MIYAKEの雑貨プロジェクト

image via GOOD GOODS ISSEY MIYAKE

こちらはISSEY MIYAKEが2018年から始めた雑貨開発プロジェクト、GOOD GOODS ISSEY MIYAKEで、日本の手仕事や伝統工芸などからインスピレーションを得てデザインしていて、よく知っているようなフォルムをユニークでなんかユーモアもある商品に仕上げています。

最初見たときISSEY MIYAKEだと知らずに、「あら、可愛い」なんて飛びついたら、後でブランド名を知ってびっくりしました。なんつってもISSEY MIYAKEといえば、(私のなかで)プリーツプリーズのイメージしかなくて一生縁がないと思ってたわけなんで、今になってこんな可愛らしいアイテムあるなんて、と心底驚いています。

それでもプリーツプリーズはほんとに一生縁がないだろうけど、こちらのバッグたちはお値段も買いやすい価格で(1万〜3万円)、イケる! と思いました。

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