最近なんかいいなぁと思ってチェックした写真家&アーティストの傾向が見事に一致していて、色が鮮やかなカラー作品ばかりでした。昔はモノクロ=かっこいい、と思い込んで、服も白黒のものを選びがちでしたが、いつのまにやら見回してみると色柄ものが占拠していて、これも一種の老化現象なのか? と。おばさん&おばあちゃんでイメージするのって、髪はカラフルに染め、柄に柄を重ねまくって、モノクロコーデとかまず最初に出てこないですもんね(偏見よくない)。いや、いい。老化現象万歳。色に溢れた世界を作品にしたアーティストたちの作品を見て納得したい。
絵画のような風景写真を撮る、Capochiani Armando
プロのカメラマンではなくてインスタグラムに作品をUpしているCapochiani Armandoさんの作品です。まるで絵画のように風景を切り取っていて、最初見たとき「わ〜キレイ!」と叫びました。風景写真なんだけど生活感やリアルさはなく、でも完成された色と構図がなぜか心地よく目に写る不思議。私の好きな、現実の風景のどこかにファンタジーが生まれる感覚、ともちょっと近くて釘付けになりました。
アイルランドで普通の日常を撮る、Tom Wood
こちらは、アイルランド人のフォトグラファー、Tom Woodの作品。アイルランドやイギリスのストリートやナイトクラブ、パブ、バスなど、街にいる普通の人々の日常の生活を撮り続けているそうです。この知り合いのスナップ写真を見ているような感覚、いい! 白黒の作品も多く撮っているのですが、カラーの作品のほうがリアルでザラザラとしていて好きです。彼のウェブサイトには作品たくさんあるのでぜひ。風景写真もあってそちらも素敵です。
カラフルでストーリーのある絵を描くアーティスト、Sofie Birkin
写真から変わりましてこちらはアメリカ在住英国人のクィア・アーティスト、Sofie Birkinの作品。Googleの2022年のプライド・キャンペーンの一環でChromeのテーマデザインになっていて知ったんですけど、色使いのセンスがとても好きだなぁと。ストーリーのある絵も良くて、アニメーション作品も何作かあって、動きがあるとさらに良さが増している気がします。あと、見ていて湧き上がるのは、ポジティブな気持ち。
同じカラー作品でも、日常のリアル感を捉えるものもあれば、日常を超える高揚感やファンタジーを生み出したりとさまざま、なんて適当にまとめようかと思ってハッと気づいたのが、モノクロをカラーと対峙させたけど白黒も色の一つだってこと忘れてました。色に溢れた、とは白黒も含みます! とか全方位外交してどうすんだ、ってなんか主張がぼやけてきました。つまり、いろんな色があります。好きなの選ぼ。