暑さの中出歩いていると、だんだん足元からムンムン熱気が篭ってきて「暑い!!」となることがしょっちゅうなのですが、そんなときにふと頭に浮かんだのが、スケスケのサンダル履けば多少涼しくなるかなぁ? というごく当たり前の思いつき。涼しさがキーワードなので、さらにひと昔前に流行った、見た目も質感も涼しげな透明PVCのスケスケサンダルのこと思い出しました。懐かしいなぁなんて、ぽちっと検索してみたら、ちゃんとした名前があって、Jelly Sandal(ジェリーサンダル)と呼びます。名前も涼しげ!
90年代のジェリーサンダルが再ブーム!?
2021年の記事で女優のブレイク・ライブリーが懐かしのジェリーサンダルを履いていて、またこのスケスケサンダルが再ブーム! という記事を見かけました。なぬ〜。知らない間にリバイバルが来ていたようでした。このストラップで留める透明(もしくはラメ入り)のPVC素材のサンダルが流行っていたのは、はるか昔90年代の頃で、とにかく安くて見た目も可愛いし、履き心地も軽く夏のサンダルとして大流行りしていて、もちろん調子に乗って私も持ってました。
ジェリーサンダルの生みの親、フランスのMeduse
世界初のプラスチックサンダルを発明したのがフランスの靴メーカー、Meduse(メデュース)だそうで、Meduseはフランス語で「クラゲ」の意味で、てっきりジェリーサンダルのジェリーはお菓子のゼリー(Jelly)から来てるのかと思ってたんですが、Jellyfish(クラゲ)のほうだったのか、とびっくりしてるところです。
透明系じゃないものもあって、フランスらしいおしゃれカラーでなかなか素敵でした。日本でもいろんなところでメデュースのサンダル売っていて、大体4,000円〜の価格帯でした。
ほかにもいろんなブランドから出ているスケスケサンダル
PVC素材で忘れちゃいけないブラジルのMelissa(メリッサ)も、ちゃんとラメ入り素材でサンダルありました。メデュースとそっくり同じデザイン! と思うでしょうが、フランスの漁師靴が元になっているそうなのでクラシックデザインということで納得してください。
メリッサには、あとこんな夏用の涼しげサンダルもありました。これなら足元さわやか〜になるでしょうが、ちょっとだけ歩きやすさが気になるデザインではありますが…。
Jelly flatと名付けられたPVC素材のスケスケサンダルにこんなものもありました。涼しげ〜。
さらに素材はPVCじゃないのですが、究極にスケスケのメッシュサンダルもありました。この丸見えのデザイン流行っているのか、他でもちらほら見かけましたが、履きこなせる人はかなりの上級者。このブランドで、日本で扱っているのは同じものじゃないですけど、ストラップのスケスケフラット靴ありました(高いけど…)。
少しでも涼しさを求めて足元スケスケに辿りついてみたはいいのですが、ちゃぶ台をひっくり返すようで申し訳ないですが(この表現ももう古い!?)、なんとなく思い出したことがあるんですよ。私もかつてジェリーサンダルを履いていた身として覚えているのが、気をつけないと足の甲の日焼けが面白いことになるってこと、そして若干PVC素材の部分が蒸れやすいってことを…。可愛いんですけどね。
デイヴィッド・ホックニーのおしゃれ今昔
おまけは東京都現代美術館で展覧会開催中のデイヴィッド・ホックニーのおしゃれスナップ。こうして見るとピンクとグリーンと縞々と白スーツをよく好んで着ているようで、どの年代もおしゃれで素敵!
思うんですけど、おしゃれアイコンになる人たちって、大体この人はコレというスタイルが決まっていることが多くて、あっちもこっちも可愛い〜!素敵〜!決められない〜! とフラフラしてしまう自分には辿り着けない境地にいる人に少し憧れます。
しかしよく考えたら、中身(才能)があってスタイルが決まってる人がかっこいいのであって、凡人がやっても、「やだ、あの人いつも同じ服着てる…」と思われる危険性があるかもしれない。諦めます。