どこに需要があるのかわからない、でも見つけるたびにギョッとして忘れないように(何のためかもわかりませんが)ついつい保存してしまうビンテージおもちゃの衝撃の姿。また見つけてしまいました。いつのまにやらたどり着いた、ドイツのおもちゃ専門のオークションハウス、Ladenburger Spielzeugauktion(Ladenburg Toy Auction)にて、「どうしてこうなった」な驚きのおもちゃの数々を。
テディベアのぬいぐるみで有名な、ドイツの老舗、Steiff(シュタイフ)の1928年くらいの猫のお人形。可愛いといえば可愛いんだけど、目がキョト〜ンとしすぎていて、なんか不安にさせられるビジュアル。
これも同じくシュタイフの1930年代くらいのわんこのお人形です。目が真っ赤でゾンビ犬か!? と思うくらいちょっと怖い〜。
こちらはシュタイフかどうかは定かではない猫のフェルトでできた人形だそうです。が、造形がちょっと変で、猫というよりもはや別の生き物(モンスター)に見える。
ドイツの人形作家、KÄTHE KRUSE(ケーテ・クルーゼ)の作品なんだそうですが、子供にしては、ものすごい落ち着きを感じるお顔。こんな冷静な目つきで子供から見られたら泣いちゃう。
1910年代くらいのMINERVA社のセルロイドでできたお人形たちなんですが、顔のテカリ…。赤ちゃんもテカリすぎていて、夜中に家にあって光っていたら怖い。
ドイツの人形メーカー、SIMON & HALBIGのビスクドールなんだそうですが、ディスプレイがこのままホラー映画のポスターにできます。
お人形さん2体の顔! びっくりしたような顔の左の女の子と、まるで生気のないおさげの女の子の人形の恐ろしげな表情がすごい。
またシュタイフが目元の赤いゾンビ犬を作っています。
これもシュタイフのバセット犬のぬいぐるみなんですが、目玉が飛び出していて、映画「スキャナーズ」状態になっています。
シュタイフの1953年頃の猫ちゃん。瞳の圧が強すぎて「クワッ!」という擬音が頭から離れない、まったく安らげないビジュアルがすごい。
ドイツのKLEY & HAHNのビスクドールですが、こんな全てをもう知り尽くしたような顔した赤ちゃんいたら嫌だ。手つきもプロで、TEDで自己啓発の講演でもしてそう。
身近にある可愛いものがじつは怖いってのはホラー映画でも鉄板ネタですけど、実際にこんだけ怖いおもちゃ(個人的感想)があるなんて、と震えました。
私の目がおかしいだけで、ちゃんと可愛いおもちゃのほうが多い、ということだけは一応断っておきます。