さっくり小ネタ

「リトル・ニモ」ページサンプル

春の気持ちいい外の空気を楽しむでもなく、PCのモニターを見つめてニヤニヤしていると、今週のレポートとかいうお知らせが画面に出てきて「モニターを見ている時間が長くなっています」とお説教されたんですが、設定で変えられるのかな。そういうわけで、深堀りするほどでもない、でもちょっと気になるあれやこれやが、また溜まってきてしまったのでさっくりと小ネタばかりを放出したいと思います。

Kedsの花柄スニーカー

keds 花柄スニーカー
Keds x Rifle Paper Co. The Mini Margaux Slip On Sneaker
keds 花柄スニーカーを履いたモデル
image via Keds

知らない間に日本撤退していたKedsの新作に、手書きの花柄プリントを専門とするブランド、Rifle Paper Co.とのコラボで、こんな花柄スニーカー出ていました。可愛らしい。この浅めの形が好みです。

ケーキをカットして作るCut Up Cake

魔女と羊のカットアップケーキ
魔女と七面鳥
ハートとピエロのカットアップケーキ
ハートとピエロ 散りばめられているのはどうやらココナッツみたいです
うさぎのカットアップケーキ
うさぎちゃん
子供のカットアップケーキ
女の子と男の子

昔のお菓子の写真とか見ていたら出てきたのがこのCut Up Cake(カットアップケーキ)というシリーズ。スポンジケーキをカットして、いろんな形を作り上げるケーキで、一時期流行っていたようです。お子さんと一緒にキャッキャと遊んで作るのに良さそうですが、簡単そうに見えて結構トリッキーな形もあったり、デザイン&構成力が試されます。

トルコのKepenek

kepenekを着た男性二人
kepenek
image via cooper hewitt

「これは一体!?」と見てなったものは、トルコの羊飼いの方々が防寒用に着ているフェルトの羽織もので「kepenek(ケぺネク)」と呼ぶそうです。フードや袖がついたりするものもあって、現在でも着られているものです。なんともシンプルで素朴な雰囲気が可愛い。ファンタジー小説とかに出てきそうな造形。編み込まれた模様はフェルト職人のギルドのシンボルだったり、数字は作るのに使用したウールの重さを表していて、品質を表すものでもあるとかなんとか。

ウィンザー・マッケイのアニメーション

winsor mccay「the centaurs」一場面
「The Centaurs」(1921)
「リトル・ニモ」ページサンプル
winsor mccay「Little Nemo」
Winsor McCay’s Little Nemo image via Taschen

The Public Domain Reviewのサイトで、アメリカの漫画家、Winsor McCay(ウィンザー・マッケイ)の短編アニメ「The Centaurs(ケンタウロス)」を見たのですが、うっとり見惚れる映像美でございました。流れるように動くアニメーションと背景美の繊細さ。1921年にこのクオリティとは! と腰を抜かしたのですが、アメリカではウォルト・ディズニーと並び称されるほど評価が高く、アニメーションの創始者といわれた伝説の人物と知って納得です。彼が新聞で連載していた漫画「リトル・ニモ」も読みたい。いいお値段(17,980円!)するけど、邦訳版もありました。

Annabel Wrightのイラストレーション

image via Annabel Wright
image via Annabel Wright

以前取り上げたパステルズの話題のときに、レコードジャケットの絵を描いているグラスゴーのアーティスト、Annabel Wrightさんのウェブサイトも見つけて興奮しながら見ていたら、寝巻き専門のブランドとコラボしたパジャマを発見。とっても素敵。いろんな虫がうじゃ〜っと描かれているのに、お・しゃ・れ! 虫嫌いの人でも(多分)大丈夫。

70年代の謎のティッシュカバー

ビンテージの人形の頭のティッシュカバー(ブルー)
image via mischief made
ビンテージの人形の頭のティッシュカバー(イエロー)
image via eBay
ビンテージの人形の頭のティッシュカバー
目が馴れてくると意外とおしゃれかもしれない、という錯覚が生まれます

これもネットで偶然見かけて「なんじゃこれ!」となった、70年代くらいに流行ったらしい、人形の頭をティッシュカバーにしたもの。なんで? という素直な疑問は忘れて、キッチュなものが好きな人にはビビビとくる(死語か?)かもしれません。最初は私も不気味すぎると思っていたのですが、調べてると大量に画像が出てきてなんだか最後には目が麻痺しました。

SNS時代の旅行写真の功罪

京都の風景写真
image via Time Out

最後は読みものなんですけど、「TikTok時代の”旅先の美しい写真”が旅行を台無しにする」という日本版Time Outの記事です。TikTokやインスタなどに氾濫する旅先の美しい写真が、あまりに理想化されすぎていて、実際に現地に行ってガッカリしてしまうという現象について書かれています。つい最近も京都の伏見稲荷大社が世界ガッカリスポットとして上位にランクインしたというニュースありましたけど、あれも過度に美化されたイメージの被害者なのでは。

この記事では、期待と現実の落差に加えて、美しさにこだわりすぎるとお約束の型にハマりやすく、その土地の文化を単純化して非現実化を生み、さらには差別まで生み出すという問題にも切り込んでいて、な〜るほどなぁと。日本といえば京都、忍者、ブレードランナー、アニメみたいなイメージが、その土地に住む現実の人間を消し去ってしまう、みたいな話。ぜひ読んでみてください。

個人的には、旅行は綺麗な景色を楽しむのはもちろんだけど、記憶にガッツリ残るのは、レストランとかお店とか路上とかで出会った人の親切さとか面白さのほうだったりするので(もちろんトラブルも)、面白エピソード満載の旅行記がもっと流行ってほしいです。

いちばん最近に行った海外、台湾で思い出すのは、超有名朝ご飯店が長蛇の列で、や〜めた! と近所にあった閑散とした朝飯屋台でお互い言葉が全然通じなくてジェスチャーと筆記で会話して、でもめちゃくちゃ親切でおまけしてくれたり(謎のドリンクをくれた)、ご飯の味は普通だったけど(すいません)、あの店のご夫婦のことは今でも思い出すなぁ。また行ってみたい。

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