何度か言ってる気はしますが料理はするより他人が作ってくれた美味しい物を食べたい派なので、自然と有名シェフとかの料理動画とか好きで見ているのですが、最近立て続けにいいモノ見ました。しかもどれもレストランの裏側を覗くシリーズ。
LA最古の日本食レストラン、お富さん
アメリカ、ロサンゼルスのBoyle Heights(ボイル・ハイツ)というユダヤ系メキシコ系日系の移民が多く住んでいる街にある唯一の日本食レストラン「お富さん(Otomisan)」を取材した動画です。66年の歴史があり、ロスで一番古い日本食レストランとして歴史的価値を認められたこの食堂を現在ほぼ一人で切り盛りしている、やよいさんは、先代が亡くなって閉店したままのこの店の前をたまたま通ったことから興味を持ち3代目を継ぐことになった広島生まれの移民の方で、自分が知っている日本食だけ(天ぷら、うどん、とんかつ、カレーなど)を提供しているそうなんですが、やよいさんの人柄の良さとお店の雰囲気、内装のすべてがチャーミングで素晴らしかった〜!
こんな食堂近所にあったら毎日でも行きたい。地域に残った唯一の日本食レストランを守ろうと自分が元気なうちは頑張ります、と言うやよいさんの笑顔が眩しい。日本語で話しているので字幕なしで見られます。
ブルックリンの老舗レストランのペイストリーシェフの慌ただしい1日
お次も、なんと125年の歴史ある老舗レストランで、アメリカNYはブルックリンにある、Gage&TollnerのペイストリーシェフCaroline Schiffさん(ビーハイブヘアがいい!)の1日の仕事を追った裏側もの。仕込みの様子から新メニューの試作作りなど1日中慌ただしく動き回ってる彼女を見るのも楽しいのですが、このレストランの雰囲気が尋常じゃないくらい素敵でクラクラしました。2階のバーSunken Harbor Clubとか隠れ家感と大人の社交場感が飛び抜けていて、行ってみたいけど自分のレベルが追いつかなくて足が震えるレベル。ベイクドアラスカが一番人気商品だそうで、ミントとチョコアイスの組み合わせで、もう見るからにおいしそう…。
あと、フード業界に無知すぎて知らなかったのですが、デザート担当ってのはパンも担当ての知らなくて、もう1日の仕事量と把握すること大量すぎてビックリです。営業時間始まっても、てっきりデザートなんで多少ゆっくりできるのかなぁなんて思ってたら、まずスタートにみんなパン食べるんで、真っ先に準備しておかないといけない担当だと知り、ひえ〜!となりました。勉強になります。英語のみですが、you tubeの自動翻訳けっこう正確なのでご利用ください。
ロンドン高級ホテルのアフタヌーンティーの裏側
こちらは変わりましてイギリス、ロンドンの高級ホテルThe Langham(ザ・ランガム・ロンドン)のパンデミックで休止していたアフタヌーンティーの再開初日までを追った裏側ビデオです。コロナ後初のメニューは英国伝統の庶民派お菓子、ダイジェスティブビスケットやカスタードクリームビスケットを高級素材でハイソに生まれ変わらせるという上流階級のお遊びが度を越していてビックリしたのと、給仕係のスタッフが前日にメニューの素材からコンセプトの意味から何まで全部頭に叩き込むために分厚い資料とメモを片手にミーティングしていてさすが高級ホテル…と感心したり、再開当日、上沼恵美子さんみたいな有名TV司会者の担当になった若者アンドリューくんが緊張のあまり前日の猛勉強もすっぽり頭から抜け落ちそうで震える様子とか面白かった。
調べたらこのホテルのアフタヌーンティー、にゃんと70ポンド!(約1万1千円)もするそうで、そりゃなんか粗相があったらとアンドリューくんがガクブルになるのもわかります。
こちら(画像上)がザ・ランガム・ロンドンの最近のアフタヌーンティーの画像です。金持ちの道楽が過ぎるといった高級カスタードクリームビスケットは動画のなかでも全員「うまい!」と言っていて、大好評の末に定番メニューになったようです。このビスケットだけ1個だけ食べさせてくれないかなぁ…(貧乏臭い!)。
どのビデオも1日中忙しく働くレストラン業界の人々に感心するばかりなのですが、そのキッチンの重労働とストレスフルな職場にフォーカスしたドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」が好評みたいで、ちょっと興味あります。人によっては怒号と罵声が飛び交う内容に、見てるほうの精神が耐えられない作品だとは聞いておりますが。ディズニープラスで配信しているので見られないけど見てみたい。無理な願いだとはわかってますが、いいドラマは全部ひとつの配信チャンネルにまとめてほしい。