卯年ではありますが変わらず猫の話題で年初めです。猫というか、猫にひたすら奉仕する人間が作り上げたモノの話なんですけど、猫好きの方なら思わずにんまりしちゃうんじゃないでしょうか。私は新年早々幸せな気持ちになりました。
スイスのネコに優しいDIY建築
この写真は「Swiss Cat Ladders」という、スイスのベルンのあちこちで見られる建物の外に設置された、猫が外に出かけて戻ってくるための猫専用ハシゴ(Cat Ladder)をまとめた写真集から。飼い主がDIYで創意工夫して作るハシゴの多様さと猫愛にとにかく感動〜。猫ハシゴの設計図もちゃんと載っているので、真似して作ることも(多分)可能。
2019年に出版された本なので探してみたんですがどこも売り切れのようで、もっと早く知っていれば…。誠光社さんでも扱ってましたが現在売り切れ中。
フランスとドイツの友好の証がこのネコの形の幼稚園
こちらはドイツにある猫の形をした幼稚園。フランス人アーティストTomi Ungererと建築家d’Ayla-Suzan Yöndelがフランスとドイツ友好のシンボルとして建てたそうです。なんで猫なのかはわかりません。世界平和は猫が担っている、という私の個人的見解と一致はしています。一見ちょっと怖いけど、建物内の様子とか明るくカラフルで可愛かったです。あと、後ろは猫の尻尾の滑り台になっていて遊び心も満載。ここに通える子供達がうらやましい。
カナダの素人アーティスト、モード・ルイスの黒猫の絵
建築物からはちょっと離れて猫アートの話で、その昔、伝記映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」(タイトルいまいちだけど、いい作品です)見たので知っていた、カナダの画家モード・ルイスの3匹の黒猫の絵がオークションで360万の値が付いたという2017年のニュースを今頃見つけました。障がいを持ち家事の合間に独学で絵を描いていた彼女の作品は、当初欲しい人に2ドルとか3ドルで売っていたそうで、その後ニクソン大統領の在任中にホワイトハウスに飾られたことから注目を浴びて評価が高まり、近年の映画公開も相まって彼女の絵が高騰しているとか書いてありました。いわゆるアウトサイダーアートになるんでしょうか、正当な評価が晩年とか死後になるのは、なんとも切ない。
子供が描いたみたいな素朴さと素直さとこのゆるっとしたとぼけた風味がモード・ルイスの絵の魅力かなぁと個人的には思います。ほかにもいろんな絵があるので、興味のある方は彼女のウェブサイトをどうぞ。
ネコがプリントされた買い物袋
最後にぼんやりネット漂っていたら偶然見つけた、スミソニアン博物館に所蔵されている猫がプリントされた買い物袋。可愛い。