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エドワード時代のストリートスナップ

こんなものがあるんですね〜〜と感心したのがコチラの記事「The Edwardian Style Spy Photographer」(エドワード時代のスパイ写真家)。イギリスのエドワード時代(1901年〜1910年)に撮られたストリートスナップです。イギリスの風刺漫画家、イラストレーターのLinley Sambourneが撮ったもので、路上で道ゆく人々(ほとんど女性)を写真に収めています。

image via messy nessy chic

ケンジントンやノッティングヒルの路上で撮られたこれらのストリートスナップは歴史的な価値のあるものとして、そして単純にエドワード時代に実際に着られていたファッションに興味津々〜という私のような軽薄ミーハー心を満たすものとして価値があるものとなっていますが、これらすべての写真は被写体の許可なく撮られた盗み撮り写真だということが記事では強調されて書かれていて、写真見てもわかるようにまったく撮られていることに気付いていない故の自然さと、数人気付いて不審な感じで視線が合っている写真があったりして、なかなかのものとなっています。

今のようなプライバシーの観念のない時代のものであることと、すべて故人となった人々の写真であるってことで広く共有されてしまってますが、だからといってやはり勝手に写真撮りまくるのには一定の節度は忘れないように自分にも言い聞かせておきたいと思いました。

で、その隠し撮りの張本人であるLinley Sambourne(リンリー・サンボーン)さんは、1844年生まれの英国人で、風刺週刊漫画雑誌「Punch」(1841年〜2002年)に風刺漫画を描いていて、その漫画のスケッチの参考として写真を撮り始めたそうです。家族や自分でポーズを取って写真に収めて、それを基に絵を描くという、イラストレーターとして現代でも炎上しないでやっていける! 偉い! と思ったのもつかのま、その写真が楽しくなっちゃったみたいで、カメラを手に外に出てしまったのが、このストリートスナップ誕生の経緯です。

しかも、カメラを双眼鏡に偽装して盗撮していたようで、その当時でも罪の意識みたいなものはあったのかなぁと推察しますが、なんとその手法で撮り溜めた写真は3万枚以上にもなり、現在はThe Royal Borough of Kensington and Chelseaにアーカイブが保存されています。

image via The British Museum
image via The British Museum

こちらがリンリー・サンボーンの作品です。あと、生活には役に立たない豆知識がひとつ増えたのですが、彼のバイオグラフィー読んでいてわかったことは、なんとマーガレット王女と結婚していたカメラマンのAntony Armstrong-Jones, 1st Earl of Snowdon(アンソニー・アームストロング=ジョーンズ、スノードン伯爵)の曽祖父にあたるそうで、ドラマ「ザ・クラウン」見てた人はマシュー・グードが演じていた、あのいけすかないカメラ野郎(個人的感想です、すいません)で覚えてると思いますが、カメラの血脈がこんなふうに流れていたとは驚きです。

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