訳のわからないタイトルは何かといいますと、あまりの暑さに夏なんてなくなればいいのに、とついつい思ってしまうこの酷暑、しかし夏には夏の楽しみがある。たとえばサンダル。サンダルを履いて楽しめるのはやはり夏。なんの刷り込みなのかわかりませんが、私のなかでは夏=エスパドリーユのイメージが強くてこうなりました。
こちらはエスパドリーユといえば必ず出てくるアメリカの靴ブランド、Soludosのもの。どれも可愛い〜。ところでそもそもエスパドリーユ(Espadrille)って何?つ〜話ですが、底がジュート(麻)で上部がコットンなど布素材でできていて、ピレネー山脈の地域で13世紀頃には誕生した歴史のある靴のこと。シンプルで丈夫なうえに通気性もよく動きやすく安価なために、農民や漁師など労働者たちの間で重宝されていたそうで、今みたいなファッションとして人気になるのはアラン・ドロンやローレン・バコールなど映画スターや、ジョン・F・ケネディ、ピカソ、ダリなどの著名人が履いていたことの影響もあったそうで、
ファッションリーダー、ジェーン・バーキンもばっちり履いてましたわ。
最後の靴は、エスパドリーユをベースにした80年代のフランス軍用シューズを復刻したもので、底はジュートではないけれど変わり種としてひとつ。すでに売り切れのようで残念。
こうして見てると夏のイメージ最高に素敵なんですが、イメージだけでは暑さに太刀打ちできないこのジレンマ。エスパドリーユの可愛さに免じて、せめて夏を嫌いにだけはならないで…。