キムノヴァクとネコ
neko

映画のなかの影の主役ネコ大集合

ネコ好きあるある。それはいかなる場所場面で、ネコがちょっとでも入り込めば幸せな気持ちになること。出かけた先でネコをひょっこり見かけることはもちろん、映像作品などで、たとえ数秒でもネコが画面に映ればそっちに夢中になることしばしばです。そんな気持ちの人は世界中にたくさんいるようで、最近こんなサイトがあることを発見しました。Cinema Catsという、映画(その他映像作品)のなかに出てくるネコのシーンを、懇切丁寧にリスト化してまとめてくれているネコ好き大興奮のサイト。なんと現在3,000以上の映画ネコが登録されています。

箱に入った黒猫
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ボックスに入った子猫ちゃん(可愛すぎる!)は、TV版「バットマン」のキャットウーマン登場のエピソードに出演。警察に犯行予告のメッセージを届けるという重要な役です。

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こちらは映画「俺たちニュースキャスター」からネコファッションショーのTV取材のシーンだそうで、こんな場面あったなんて見たけど覚えてなかった!

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にゃんと遠景に一瞬写るだけのネコもしっかりキャッチしていて驚きました。これは映画「バッドランズ」ですたすた歩いているネコちゃん。

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あとこれもこんな細かい部分までと驚愕した、映画「ブレイド2」から冒頭の場面であちらこちらで走り回るネコを見逃しません。

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日本未公開の映画「Cat in the Wall」(2019年)は、近所で見つけたネコを保護して家に引き取った家族と、元々そのネコを飼っていた家族の対立を描いた物語だそうで、ほぼネコが主役の映画。とはいえネコは移民のメタファーとして描かれているけっこうシリアスなドラマのようで、ちょっと見てみたくなりました。

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「時計仕掛けのオレンジ」にこんなシーンあったなんて。

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失敗作扱いされているけれど、私は個人的に好きなデイヴィッド・リンチ監督の「デューン/砂の惑星」から。全然覚えてない。ミルクをあげることで、解毒剤が作られるという謎の機械に繋がれたネコちゃん。今なら動物愛護協会に怒られそうな描写。

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こんな映画までチェックしているとは!とびっくりしたのが、松ちゃんの「大日本人」。私は見ていないので知らなかったんですが、ネコちゃんこんなにしっかり出ていたなんて。モンプチ食ってる。

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「13日の金曜日PART2」のネコちゃん。美猫。

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ジョン・カサヴェテス監督の「グロリア」から。ジーナ・ローランズとネコ、素敵。あとドレッサーが写るシーンでよく見るとネコの写真やドローイングがある細かさ。しかし「グロリア」にもネコが出てたなんて覚えてなかった〜〜。

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もちろんネコといえばの名作「ハリーとトント」も。記事には裏話も書いてあって、撮影後にハリー役のArt Carneyがトントのトレーナーからトントを買い取りたいというオファーをしたものの断られていたとか、そのトレーナーの女性が難ありだったようで、撮影がうまくいかないときにトントの鼻を叩いていたりして、監督もArt Carneyも「許せない」と感じていたとか、ちょっと知らなくても良かったかも情報ありました。書いちゃったけど。

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こちらも日本未公開映画の「The Battle of Billy’s Pond 」(1977年)から。近所の池で魚が死んでいるのを見つけた少年がその魚を家に持って帰って死因を突き止めようとしたときに、飼いネコがその魚を盗んで食べてしまうという物語だそうで、環境汚染問題を扱った作品のようですが、明らかに劇中のネコが薬で眠らされているように見えるシーンがあって、今なら問題になりそうだという但し書きあり。

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私の生涯ベスト10級に好きな映画、ロベール・ブレッソン監督の「少女ムシェット」にもこんなチラ見せネコで悶絶するシーンがあったなんて〜。

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鈴木清順監督の「野獣の青春」から、007テイスト満載の悪党とネコ。この作品見た記憶がないんで、今度見てみたいと思います。劇中でこのネコちゃんの毛でナイフを磨くシーンがあるようで、そういうアホみたいな演出さすがです。

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日本未公開のフィルムノワール「Over-Exposed」(1956年)から、写真家が飼っているネコ、ナポレオンが登場。写真で見るとめちゃくちゃ懐いているなぁと思ったら、記事では「おそらく首に魚の油とかを塗っているに違いない」と書かれていてガクっときました。あと、このナポレオンを演じたネコちゃんはほかにもいろんな映画やTVに出演していたスターだったそうで、世界で最も高給取りのネコと言われていたとか。

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フリッツ・ラング監督の「死滅の谷」から肩乗せネコちゃん。絵になる。

もうちょっと追いきれないくらいの膨大な量のネコ映画に圧倒されます。時間があるときにじっくり少しずつ見ていきたい。リストも映画のジャンルから、にゃんとネコちゃんの品種や毛の色で探すこともできるという、恐ろしいほどの気の配りよう。あと、ネコ好きなら心が痛むこと間違いなしの物語上でネコちゃんが死んだりとかする哀しいシーンがある場合は、「Kitty Carnage Warning!」という注意書きがついているところも親切すぎ。

アイキャッチ画像はキム・ノヴァク主演の「媚薬」から。魔女の役なのでネコちゃんも出てきます。見たことあるんですが、人間に恋した魔女のお話で、キム・ノヴァクだったら魔法使わなくても誰でも虜にできるじゃろ〜と思いながら見てましたけど、恋に一途な女性の可愛らしい作品でした。

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