「The New Herbal」表紙
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老舗アート出版社、TASCHENの自然をテーマにした数々の美麗本にうっとり

桜も咲いて道端にいろんな花が咲く散歩日和のこの季節(ただ花粉は辛い)、家でも花に取り囲まれた〜いという人にオススメなこの1冊。昔のボタニカルアートの絵が好きなので、この本にも飛びつきました。アート本といえばの老舗TASCHEN(タッシェン)から出た「The New Herbal」です。

「The New Herbal」背表紙
「The New Herbal」花のイラスト
「The New Herbal」花のイラストと注釈
「The New Herbal」植物のイラスト
「The New Herbal」花のイラストとキャプション
「The New Herbal」花のイラスト
image via taschen

ドイツの医師で植物学者であるLeonhart Fuchs(レオンハルト・フックス)による500を超えるイラスト付きのルネサンス期の植物本。全892ページでなんと重さ4.77kg(凶器になる)! ”植物学の父”のひとりでもあるそうで、トウモロコシ、サボテン、タバコが世界で初めて記録された本でもあるそうです。植物の絵はもちろんだけど、説明文のカリグラフィーも最高に素敵。何書いているかさっぱりわからないけど、ずっと見ていられる〜。amazonや紀伊國屋など洋書を扱っている本屋で入手可能ですが、お値段大体約2万円超えしてたので、いつか自分へのご褒美として考えてみてもいいかもしれない。

image via TASCHEN

そしてこちらは「The Book of Citrus Fruits」という同じくドイツの植物学者のJ. C. Volkamerが描いた柑橘系フルーツに特化した本。なかなか斬新だな〜と思ったのが、レモンなどの絵に加えておそらく収穫地であろう地方の風景も一緒に描いていて、1枚の絵として完成度高し。ポスターあったら飾りたい。

image via TASCHEN

さらに興味が惹かれて仕方なかったこちらの「Cabinet of Curiosities」はイタリアの写真家Massimo Listriが撮った、主に16,17世紀に流行った、奇妙でちょっと不気味で美しい、貝や象牙や動物の皮や石やそれらで造形した美術品のコレクションの数々。怖いけど見ちゃう〜。

image via TASCHEN

はたまたこちらは19世紀の生物学者Ernst Haeckel(エルンスト・ヘッケル)による「The Art and Science of Ernst Haeckel」。海の生物の造形美を精密かつ芸術的な絵で描写した、生物本のなかでも究極の1冊。深海とか海の中がちょっと苦手な私めでもうっとり見惚れます。こちらは翻訳されて「生物の驚異的な形」というタイトルで日本版も出ています。

まだまだ載せきれないくらい素晴らしい本がわんさかあった恐るべしTASCHEN。思い返せば私が初めて買ったアート本がTASCHENのアンリ・マティス(しかも日本版)だという個人的思い入れもあったり。そしてもう1冊持っているのが、北野ブルーより以前にブルーといえばのアーティスト、イヴ・クラインの作品集で、回顧展を見に行ったときに買った記憶がうっすらあっていつだったかなぁとネットに情報ないか調べてみたら驚きの事実を知ってびっくりです。ウィキ情報ですけどね、お亡くなりになったのが1962年で、その死因がなんとヤコペッティの「世界残酷物語」の試写で、自身のパフォーマンスが歪められて(撮影に協力していたそうです)映画で使われていたことに激怒してかショックを受けてなのか、見ている最中に心臓発作を起こしてその後亡くなったと書かれていて驚愕。なんということでしょう。

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