ポンヌフユニフォーム後ろ
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Willi Wear:こんなにおしゃれが突き抜けたデザイナーがいたなんて!と大驚愕

何度目かのファッションの歴史サイトFashion History Timelineで見つけたアメリカ人デザイナー、Willi Smith。Willi Wearの名前で1976年にブランドを設立、1987年にHIVで急逝するまでの間に、先進的なデザインとアイデアを世に出し続け、ファッション業界のみならずカルチャー面でも多くの功績を残し、つい最近の2020年3月に大々的な回顧展が初めて開催されたお方。ファッションを使ってあらゆる常識や偏見(人種、階級、ジェンダー)からの自由を訴え、ダンス、アート、映画といったカルチャーすべてを融合し、さらにハイファッションの世界にストリートカルチャーを取り入れた先駆者、そして最も商業的に成功した黒人デザイナーとして知られているという偉人級の説明読んで、なんで今まで知らなかったのかと自分の無知を恥入りました。彼の突然の死後、2月23日をWilli Smith Dayとして、作品を通してHIVならびに黒人やLGBTQに対する意識を高めた功績を讃える日が作られるなど、とにかく偉大な存在なんだそうです。

今でもばっちり通用するファッションなんですけど。スポーツウェアやストリートファッションをいち早く取り入れて、ほんとにNYの路上でショウをしたり、今では当たり前のことを彼が先んじてすべてやっていたという事実に驚きます。

Black Fashion Museum(黒人によるファッションの歴史をまとめた博物館で2007年まで存在)で展示されていたWilli Smithデザインのウェディングドレスで、男女の区別なく着られるところがこれまた時代を先取り。そしてめっちゃおしゃれ。

williwearコレクションを着た女性たち

こちらは1986年のコレクションでセネガルで撮られたもの。自身のルーツやインドといったエスニックモチーフに影響を受けたデザインもたくさん。こういうラフで明るいカジュアルファッション最高。

ボゴラン生地の赤ワンピース
image via Cooper Hewitt

こちらは泥で染色するマリの伝統的な手法(ボゴラン)を使ったドレス。素敵。パーティの華になれる!

バーバラ・クルーガープリントTシャツ
image via Cooper Hewitt

さまざまな分野のアーティストとコラボしまくっていたことでも有名で、これはバーバラ・クルーガーのTシャツとTシャツを着ているWilli Smith本人。コラボしたアーティストはほかにもキース・ヘリングやスーザン・ピット、ギルバート&ジョージ、ロバート・ラウシェンバーグなどなど名だたる名前がズラリ。今やアパレルブランドと現代アーティストのコラボTとか当たり前ですけど、真っ先にやっていたのが彼だったんだ〜とその先見性に驚愕。我々は彼の足跡をただ辿っているだけなのか〜。

Tシャツの真空パッケージ
image via Cooper Hewitt

ジェニー・ホルツァーとのコラボTは真空パックのパッケージで。かっちょいい。

ポンヌフユニフォーム
image via Cooper Hewitt

いろんな巨大建造物を布で覆う環境アーティスト、クリストのプロジェクト用のユニフォームをWilli Wearが担当していたようで、これはパリのポン・ヌフ橋を包んだときのもの。お・しゃ・れ〜〜。シャツの背中にポン・ヌフ橋がプリントされてます(画像一番上)。

surrounded islandユニフォーム
image via Cooper Hewitt

これもクリストがマイアミの島々をピンクの布で囲んだときのユニフォーム。さりげなくロゴがさらっと入っているところが憎い! おしゃれが飛び抜けている。

茶ジャケットに赤パンツ
image via Cooper Hewitt
黄色のジャンプスーツ
image via Cooper Hewitt

まったく色褪せてない&今すぐ真似できるファッションコーデ。

  • ジャンプスーツのパターン画イラスト

もともととても買いやすい値段設定になっていたらしいWilli Wearですが、さらに庶民に優しい大盤振る舞いをみせて、なんと洋裁パターンまで売っていたとか。これはWilli Smithの代表作ともいえるジャンプスーツを手作りできる図案。かわいい。

コレクションのインビテーションカード
image via Cooper Hewitt

洋服だけにとどまらずブランドデザインの全てが完璧なことにも口あんぐり。どこまですごいの〜。コレクション用のポスターとかインビテーションなど、多くのデザインを手がけたのはBill Bonnellで、大胆なタイポグラフィーとコラージュが多様されてます。どれもポスターにして飾りたいレベル。

WilliWearのNYオフィス写真

最後はNYにあったオフィスの写真。白いレンガを重ねてこんなおしゃれなインテリア作るなんて天才か。もう調べれば調べるほど腰が抜けるおしゃれがどんどん底なし沼みたいに出てくるのが、ほんとうにすごかった。圧倒されました。

そんな天才のレガシーの後にほんとうに余計なことなんですが、最初Willi Smithで検索したら、ウィル・スミス(Will Smith)の画像がものすごい勢いで入り込んできて困りました。そのなかでウィル・スミスの進化と名付けられた一枚の画像(下)が面白すぎたので最後に。アラジンのウィル・スミスは一生ネタにされていくんだろうなぁ。

ウィルスミスの写真

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