「ザ・コール」イメージ画像
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じっとりホラー映画三昧

やっぱりついつい見てしまうホラー映画。似たようなテーマやネタも多いけれど、それでもほほ~っと感心しちゃう面白いやつが絶えないのでうれしいです。気軽に楽しめるやつから、ちょっとヘビーな題材のものまでありますが、ここ最近見たなかで良かったやつです。

「カラー・アウト・オブ・スペース」ポスター
「カラー・アウト・オブ・スペース」イメージ画像

「カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇」(2020年) ニコラス・ケイジ主演 リチャード・スタンリー監督

ニコラス・ケイジがH・P・ラヴクラフトを映像化ときて見ないわけにはいかない。田舎の人里離れた一軒家に住む一家の庭先に、ある日隕石が落ちてきて次々と異常現象が起きていくという、ラヴクラフト純度1000%のコズミックホラー映画です。なんかよくわからないうちに異界に放り込まれて、ただ狂気に飲み込まれるだけ。それをほぼビジュアルだけで突き進んだ映画ともいえますが、話がなんのこっちゃわからなくても、目が潰れる極彩色の洪水の映像がうなりのように襲ってくるさまはなかなか圧巻でした。考えるな、飲み込まれろ!

「ゾンビーバー」ポスター
水着姿の女性3人

「ゾンビーバー」(2015年) レイチェル・メルヴィン主演 ジョーダン・ルービン監督

こちらも考えるな、頭からっぽにしろ! なコメディホラー。若者たちが休日を楽しもうと田舎にやってくるが、そこにはなんと汚染廃棄物でゾンビと化したビーバーが! ド定番のゾンビものなんですけど、ゾンビになるのがあの小動物のビーバー。果たしてビーバーがゾンビになって怖いのか!?という、誰もが抱く不安を見事に裏切る、ちゃんと怖くてちゃんと笑える快作でした。んなアホな~と叫ぶ瞬間が何度も訪れます。1時間ちょっとという短さも100点。

「ザ・コール」イメージ画像

「ザ・コール」(2020年) パク・シネ、チョン・ジョンソ主演 イ・チュンヒョン監督

netflixで配信されている韓国ホラー。母親の入院を機に久々に実家に戻った主人公。置いてあった黒電話が鳴り出し答えてみると、知らない女性からの着信だった。しかも彼女は20年前の同じ家から電話をかけているという。そして電話を介して時が繋がった二人の運命が大きく変わっていくこととなる…。過去と未来でそれぞれの運命を懸けた攻防戦が繰り広げられるという舞台設定がまず面白くならないわけがなく、さらに途中から、あれ?ちょっと想像してた方向と違うぞ…というザワザワするどんでん返し展開もあったり、最後まで興奮が止まりませんでしたわ。特に過去にいるチョン・ジョンソの役がまあ~すごい。背筋が凍る美しさ。

「キングダム」イメージ画像

「キングダム」(2019年) チュ・ジフン、ペ・ドゥナ主演

漫画のやつじゃなくてnetflixで配信している韓国のゾンビホラー時代劇ドラマです。王が病に倒れ世継ぎを巡って不穏な動きが宮中を騒がすなか、地方では謎の疫病が発生していた…。王座を巡る国盗り合戦にゾンビが加わるというハチャメチャ設定がもう最高。「ゲーム・オブ・スローンズ」ばりの宮中策謀と、ゾンビと繰り広げるノンストップアクションのハラハラドキドキが毎話最高潮で、次は、次はどうなるんじゃ~となること必至。シーズン2まであって、シーズン3を今か今かと待ち望んでおります。早くお願いします。

「ウトヤ島、7月22日」ポスター

「ウトヤ島、7月22日」(2019年) アンドレア・ベルンツェン主演 エリック・ ポッペ監督

記憶に新しいかと思いますが、2011年7月22日にノルウェーのウトヤ島で実際に起きた銃乱射事件を扱った作品です。事件の背景や経緯説明などはほとんどなく、その日ウトヤ島にいた若者たちが何もわからないままに事件に巻き込まれた様子を時間どおりにそのまま撮っていて、見ている人に追体験させるかのような作品になってます。犯人に見つからないよう必死で逃げて隠れて息を止めている瞬間、見てる自分も息が止まるかのような緊迫感。理不尽で辛すぎて逆に無感覚になるような、圧倒的な無力感だけが残ります。

「静かなる叫び」イメージ画像

「静かなる叫び」(2009年) カリーヌ・ヴァナッス主演 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

同じくカナダで1989年に実際に起きた銃乱射事件を描いた作品。女性に対する憎悪を動機として、大学の女性生徒だけを狙って殺したモントリオール理工科大学虐殺事件というものがあったことを不勉強ながらこの映画で初めて知ったのですが、白黒の映像で静かに淡々と事件が起きていく様を描きます。犯人側の視点や事件後の顛末もありますが、事件そのものの、まるで感情などどこにもないかのような虐殺の時の流れがあまりに現実離れしていて、やはりあまりに理不尽な事件というものは、人を静かに無に向かわせてしまうようで、虚しさばかり大きくなります。どうしたらこうした悲劇を減らせるのか、絶望だけで映画を見終わっていてはいけないな、と思った次第です。

実際の事件を扱った2作品をホラー映画のくくりに入れてすみません。

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