
キルトに持っていた偏見を撤回します
キルトと聞くとつい思い浮かぶのがハワイアンキルトとキャシー中島さんで、本当に申し訳ないのですが、ちょっと趣味のファンシー手芸感とか土産物感といった個人的偏見が強すぎてやや尻込みしていたものなのですが、その認識を改めなければいけないキルトに出会いました。ビンテージもののキルトとホームテキスタイルブランドのデザインキルトなんですが、あれ、じつはキルトおしゃれなのでは…と目から鱗。



こちらは19世紀のアメリカのビンテージキルトです。アメリカ人で今はイギリスに移り住んだ女性が経営するCutter Brooksで扱っているものですが、ビンテージなだけあって20万とか30万とか目の玉が飛び出る値段がします。キルト自分でやってみたことはないけれど、手縫いの手間とか考えたらそのぐらいの値段はして当然かもしれませんが。
ところで、aboutのページ読んでいたら過去にシャネルとかダイアン・フォン・ファステンバーグ、トリー・バーチと仕事したことがあるとかヴォーグで執筆してたとか、バリバリのハイファッションの世界の方だったようで、どうりでハイセンスな商品&ちょいお高めのものが多いわけだ、と納得しました。あと、経歴のなかにWilliam Morris Endeavor Agencyと書かれていて、ついWilliam Morrisと聞けば当然あのイギリス人作家&デザインのウィリアム・モリスを思い浮かべたのですが、よく調べてみたら全然関係ない、アメリカにあるエンターテイメントビジネス系エージェンシーだそうで、マイケル・ベイとかタランティーノとかデンゼル・ワシントンとかブリトニー・スピアーズ、カニエ・ウェストやらビッグな面々がそろったすごいエージェンシーのことだったという、また余計な知識がひとつ増えました。余計な知識といえばこのエージェンシーには過去に松田聖子と工藤夕貴も所属してたそうですよ。




次に見つけたのも、イギリスにあるホームテキスタイルブランドProjekti TYYNYのキルトベッドカバー。目が潰れる勢いの柄柄柄の洪水だけど可愛い。真似したくなってしまう。こちらはお値段約5万~6万円ほど。さっき30万とか見たから、あらお手頃と思ってしまう。同じテキスタイルでランプシェードとかクッションもあってそちらも素敵です。
偏見を改めてひとつキルトで部屋を飾ってみたくなりました。

