海外ドラマ「ダッチェス 〜キャサリン公、母、独身〜」見ていて猛烈に気になったドラマ内小物をなんとか探し当てたら、とても素敵なアーティストが作っていて苦労した甲斐がありました(ネットで検索しただけ、ともいう)。ドラマ自体は残念ながら私の好みではなくて途中で脱落したけど…。それがこの女性の乳房の形をしたマグカップ。
女性の乳房をマグカップに、なんて聞くと一瞬ギョッとするかもしれませんが、両手で触って包み込みたくなるような、不思議と落ち着く気持ちになるフォルムがとっても美しいです。色使いもキレイ。
そんな陶器を作っているのはニュージーランド出身の女性Georgiaさんで、ブランド名はArtemis Ceramics(アルテミス・セラミックス)。ギリシャ神話に出てくる女神アルテミスと、17世紀イタリアの女性画家アルテミジア・ジェンティレスキから名前をとったそうです。
いつものことながら不勉強でアルテミジア・ジェンティレスキを知らなかったのですが、自身が受けてきた男性社会からの不当な扱いをアートに昇華した画家として評価が高い女性で、アルテミス・セラミックスも男性目線から作られるのではない女性の身体を作品として表現しているのだそう。女性、特に母親と助産師の姿ときいて、妙にほわっと温かい雰囲気に納得。
続きましてはスウェーデンのアーティスト、Nicole Walkerの髪の毛がついた手吹きのガラス瓶。なんじゃこりゃ感とアート感の絶妙さ。そして思わず触ってみたくなります。花を一輪刺して部屋に飾ればかなりの存在感を発揮してくれるはず。
こちらは工芸&グラフィックアーティストのYuting Changが手掛けた、断面がボーダー柄になっている陶器の作品。柄が絵付けされているんじゃなくて、柄が埋め込まれているって感じの作りで、どうやって作ってるんだろう?と思ったら、slip castingという流し込みの手法を使っているとか書いてありましたが、そもそも陶器の知識ゼロの私には謎のまま、見た目が可愛いからよし!