毎日使っている日常の品々が突如見慣れない姿で置いてあったらドキッとして見入ってしまう、そんなアート作品。カップやボウル、瓶、ティーポットなど部分が欠けて溶け出しているような陶器の作品を作っているのは、イギリス在住のチリ人アーティスト、Livia Marinさん。
崩壊と修復、喪失と癒しといったような相反するイメージの想起が作品のテーマだそうで。いつも使っている日用品が壊れてる!となったときに芽生える、直してあげなくちゃ!という気持ちってとこでしょうか。
単純に家に飾るオブジェとして思わず欲しくなった。
ほかの作品にはこの(上)Soft Toysと名付けられたシリーズがありまして、フリーマーケットで見つけた子供のおもちゃを石膏で覆って金色に色づけしたもの。可愛らしいけど、ちょっと物悲しい…。
日々の何気ないものたちにちょっと工夫を施して、見る人の感情を揺さぶる作品作りをしているアーティストなのかなと思いました。