映画「イングリッド -ネットストーカーの女-」
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乾いた笑いがでちゃう映画

普段から世の中にドス黒い視線(こう書くと怖い)を向けがちなせいか、同じようにドス黒い視線で描かれる映画作品に出合うと気持ちが上がってしまう。最近観た2作品どちらもとても楽しく(こういう感想が正しいのか?)鑑賞いたしました~。

映画「イングリッド -ネットストーカーの女-」キービジュアル

「イングリッド -ネットストーカーの女-」オーブリー・プラザ主演(2017年)

個人的に好きな女優、オーブリー・プラザが主演だというので見た作品。インスタの人気インフルエンサーに憧れて、なんとか個人的に近づこうと恐ろしく間違った努力を全力で発揮する女性イングリットの物語です。まあ誰でも有名人や輝いて見える人と友達になれたら最高と思うのが人の性。その欲望を凄まじい執着心と計略で実現しようとするイングリットが怖すぎ~!と思わせながらも、ネット上の虚飾の世界も同時に暴いていくドラマで、インスタとかのキラキラ感に少し違和感を抱いている人には、その気持ちわかるわ~!と痛いくらい響いてくるはず。

映画「スターリンの葬送狂騒曲」ポスター

「スターリンの葬送狂騒曲」アーマンド・イアヌッチ監督(2018年)

ソビエト連邦の独裁者スターリンの突然の死から始まる権力闘争の内幕をドタバタのブラックコメディに仕上げた作品。フランスのグラフィックノベルが原作だけあって、劇画のようにスイスイと事が進んでいくのだけど、よく考えたら恐ろしい恐怖政治が行われているという、乾いた笑いしか出ない背筋が凍る面白さ。フルシチョフくらいしか知らなかった不勉強な私ですが、旧ソ連の大粛清の時代にこんなことが行われていたとは驚愕しかない。実際の歴史をふざけて描くなど何事か~!と血管浮き上がらせる人もいるかもしれませんが、時に悲惨で恐ろしい現実は悲劇を通り越して喜劇にまでなってしまうことを描いているのだと私は受け取りまして、おすすめしたいかなと。

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