アイリーン・グレイ インテリア商品
culture

不遇の天才モダニスト、アイリーン・グレイ

なんとなく知っている人の伝記映画とか見るの嫌いじゃないので、そのノリで建築家ル・コルビュジエの名前を見つけて興味が出てみた映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」。タイトルだけ読んだら、アイリーンて人が恋人で コルビュジエの建築に精神面で影響を与えた女性との話か?と思わせるのですが、(勝手に)思っていたものとぜ~ぜん違ってました! むしろアイリーン・グレイという一人の女性が主人公で、彼女がいかにモダニズム建築をコルビュジエよりも先に確立し(そのためにコルビュジエは彼女の才能に嫉妬までする) 、現在にまで続くモダンアートに影響を残したかの話じゃ~ん。日本のタイトルの付け方ヒドすぎ~。映画のなかでさんざんコルビュジエに虐げられるさまを見てこのタイトル。主人公のアイリーンより先にコルビュジエの名前て。たしかに無知な私のような輩が、お、コルビュジエ!と反応したのも確かで、なんとも歯がゆく、アイリーンに謝りたい気持ち。

E1027
Transat
Bonaparte
images via Eileen Gray

これらがアイリーン・グレイがデザインした家具たち。あれ?なんか見たことある、というような現代に普通に、なんならIKEAとかにでも売ってそうなおしゃれ家具の原型がここにあります。全部いただきたい。現在、ARAMという英国の会社が正規ライセンスを受けて家具を作っているので購入も可能ですが、もちのろんお値段それなりにします。テーブル類が比較的安め(といっても8万~10万)なので頑張って買うこともできる、かも。

villa E-1027
image via cap moderne

映画のなかで大きく扱われていたアイリーン・グレイ最初の建築作品であり最高傑作でもあるフランス、 キャップ マルタンにあるE1027 。修復されて現在一般公開してます(要予約)。1926年から1929年にかけて建造されたそうですが、戦前とは思えないモダンさにビックリ。しかし、内装の真ん中に見える絵はコルビュジエが描いてるんですが、なんとアイリーンに無断で勝手に描いたもので、当初は、

image via Eileen Gray

こちらの状態。絵なんかなくて、もっとずっとモダーンだったそうで、映画とか当時を知る人の話とか総合するにコルビュジエが嫉妬のあまり描いたんじゃないか説も。アイリーンが勝手に絵を描かれたことに怒っていたとも聞きますが、私も絵がないほうが好み。また映画のタイトルに話戻りますけど、追想のヴィラとされたこのE1027は、むしろ二人の天才の愛憎渦巻く怨念の館のほうが正しいのでは…と調べてみて思ったくらい。E1027を取り巻く歴史はかなり面白かったので興味がある方はネットとかで読んでみてください。

ちなみに、私はいろいろ史実も調べてみたりした結果コルビュジエが嫌いになりましたけど(笑)

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