映画「ディスコード」場面
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本当に怖いのは…

ようやく寒くなってきた季節に、さらに背筋も冷えてしまうホラー映画を最近続けて見てしまいました。どちらも思っていた展開と違~うけど面白い、という作品。そして本当に怖いのはどちらなんだ?というテーマも共通していたかも。

「ディスコード -DISCORD- 」(2012年)

ちょっと古くてそれなりに公開当時話題になったと思いますが、今見ました(すいません)。母親が死んで生家に戻ってきた姉妹に起きる怪現象の謎! という話。最初ありがちなホラー映画かと思いきや(でも、それなりにホラー演出は怖い)、この家に起きている現象はなんなのか? を探り出し始めてから、急速に話がミステリーを解くように、それまでにちょいちょい散りばめられていた伏線を繋げて、主人公家族の過去にたどり着いた時に本当の恐怖がやってくるという、おお~と思わず声の出る展開で面白かったです。

「 怪怪怪怪物! 」(2017年)

なんにも知らずにビジュアルとタイトルのスゴさでなんとなく見てしまったら、思いのほかスゴイ映画でした。台湾のホラー映画で、舞台は学校。クラスのいじめっ子グループになぜか巻き込まれた主人公が、ある日子供の姿をした怪物を捕まえて拉致してしまう。しかし怪物はもう一人いて、主人公らを探して学校まで追ってくるのだが…というお話。映画の最初のほうはいじめっ子たちを始めとする胸糞悪いエピソードが延々続くので、正直これ以上見れないかも、とソっと再生ボタン止めちゃったくらい、心優しい道徳観の強い人は見るのキツいかもしれません。んがしかし、後半から怒涛の展開が始まってそこからが本番、という評判を目にして視聴再開してみたら、確かに確かにこの展開待ってました~。圧巻のスクールバスのシーンや、煮え切らないなぁと思っていた主人公の決意とか、前半の胸糞悪さはこのためだったのね、と思える後半があるので、ぜひ頑張って見てほしいです。学校という青春残酷物語をホラー表現で一泡吹かせた物語。

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