羊の木
movie

目つき悪すぎ映画

秋の夜長も近いので、怖いな~怖いな~な犯罪映画2本を。登場人物の目つきが全員悪すぎ~~。ねっとり湿度の高いアジアの犯罪映画って雰囲気で、寝る前とかに見ると寝つきが悪くなりそうですが、見ごたえはあります。

映画「羊の木」ポスター

錦戸亮主演、 吉田大八監督「羊の木」(2018年)

様々な犯罪歴を持つ元受刑者を移住者として自治体が受け入れる制度により、とある港町に6人の男女がやってくるが、次第に小さな町に不穏な空気が漂い始める、という物語。元犯罪者の更生という重い社会問題を扱っていますが、個々のエピソードにギョッとしたりホロリとしたりハラハラしたりのドラマが詰まっていて見ごたえがあり、人は変われることもあるし、変わるという表現がいいのか、周囲の人によって、てことのほうが正しいのかもしれないけど、良いほうにも悪いほうにも転ぶ危うい存在なんだってことが込められている物語のようでしたが、ラストのとある展開だけはちょっと苦笑い…。それ以外は、主演の錦戸亮君の素朴さ良かったし、優香のメンヘラぶりも良かったし(とあるシーンの体当たりがすごい)、松田龍平のどこにいても違和感を醸し出す不協和音演技は素晴らしかった。ただ最後がなければ完璧だったな。

映画「殺人者の記憶法」ポスター

ソル・ギョング主演、ウォン・シニョン監督「殺人者の記憶法」(2018年)

かつて私刑を繰り返してきた殺人者が年を取りアルツハイマーを患ってしまう。しかし自分の周囲で新たな連続殺人事件が起こり、元殺人者の勘で(!)、連続殺人犯を見つけだすが、記憶を徐々に失い始めてしまう…という設定が面白すぎる犯罪スリラー。どうやって失い続ける記憶を基に殺人犯と対決するのか、というハラハラドキドキで十分すぎるくらい面白かったのだけど、ところどころ?な部分があって、最後まで見終わっても?が消えなかったのですが、にゃんと「殺人者の記憶法:新しい記憶」という別バージョンの作品が存在していて、新たな視点が加えられてまったく別の物語が展開していくというじゃないですか~。見ましたよ!こっちも。?がすっきり判明しました。なるほど信用ならない語り部ってやつでした、これ。記憶とは誰の記憶だったのか、それが重要なテーマになってたんですが、別バージョンはそれをはっきり説明しちゃっているので、本編のなんだかすっきりしない部分はそのままで不穏感を匂わせたままでも良かったかもなあなんて、ネタバレ知った今だから言えるのかもしれないけど。まだ見てない方はぜひ本編だけ見てモヤモヤを推測してみるのも楽しいはず。

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