ブギーダウンプロジェクトのジャケット
music

なんにも知らんかった

そんなに普段興味がないジャンルのものだけどなんとなく見てみるか~と見始めてみたら思いのほか面白く、かつ知らなかったことだらけでワクワクもしたというNetflixの音楽ものを2つ。

わりと最近配信されたモトリークルーの伝記映画「 ザ・ダート: モトリー・クルー自伝 」。モトリークルーといえば、 なんかチャラチャラしてるキャッチーでグラマラスなヘヴィーロックバンドってイメージで、ファンでもないし興味もほとんどなかったのに、なぜかポチッと再生ボタンを押して見たならば、思いのほか熱い盛り上がりのある王道的なバンド結成ドラマになってて最後まで楽しく見れちゃいました。セックス、ドラッグ&ロックンロールなハチャメチャぶりのスケールが度を越していて(これに誇張がほとんどないってのがまたすごい)、PTAの奥様が卒倒しそうなシーンてんこ盛りですが、そのなかで描かれる男たちのバンドの絆(友情とはまた違うような)にちょっと心動かされるものもあって、とてもよくできた物語でした。ギタリストのミック・マーズだけ他のメンバーより年をとっていて、やんちゃな若者のなかでおっさんが一人黙々とギター弾いていたとは知らなくて、モトリークルーを見る目が変わる(いい方向に)。

image via wikipedia

ちなみにですが、モトリークルーのwiki見てみたらメンバーの近影で明らかにミック・マーズの写真だけがおかしい(画像上)。悪意を感じる。ダメよ。映画の影響でミック・マーズに愛着を感じてしまい、この写真が許せないレベルにまでなりました。

2つ目は2016年にシーズン1が配信されて話題となったヒップホップの歴史を辿るドキュメンタリー番組「ヒップホップ・エボリューション」。ヒップホップの起源から始まり、アメリカ各都市で生まれたムーブメントを当事者のインタビューをふんだんに盛り込みながら時代を追って紐解いていく番組。めちゃくちゃ丁寧に歴史を辿っていってくれるので、私のようにヒップホップに興味はあっても詳しくはない者にとってはわかりやすく、かつ知っているアーティストたちの歴史的な立ち位置がクリアにわかって、飲み屋とかで「実はそれ、なんとかなんですよぉ~」とウザいしゃべりができるくらいの知識がついてきた!と錯覚させてくれるほど(笑)。まだシリーズ全部見れてはいないのですが、今のところ私にとって目から鱗だったのは、KRS・ワンの偉大さわかってなかったわ~てことと、シュガーヒル・ギャングの超有名曲「Rapper’s Delight 」の評価が180度変わったこと(悪いほうにだけど)。どうやら先人の偉業の上澄みをパクッた曲だとわかって複雑。楽しいいい曲なんだけどね…。

あとこの番組でラップの起源として挙げられていた曲がめっちゃ良くて探してしまった。

Pigmeat Markham「Here Comes The Judge 」

9月にシーズン3の配信始まるそうです。

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