映画「ファントム・スレッド」場面
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余韻が残る映画たち

見た後ずっ~と余韻が残る作品を最近何個か見たので書き留めておこうかなと。

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「ファントム・スレッド」(2018年)ポール・トーマス・アンダーソン監督作。アカデミー賞受賞とか主演のダニエル・デイ・ルイス引退作とかで話題となりましたが、オートクチュールデザイナーとモデルの恋愛ドラマと聞いて想像していたものとは180度違うド変態映画だとは思いもよりませんでした~。美しいものだけを愛する偏執的な天才と、その毒牙にかかるか弱い美少女の運命やいかに!?と思わせておいての驚愕の展開に、わたくしにんまり。最後の二人の愛の確かめ合い(なのか?)シーンが強烈すぎて、数日あのラブシーンが頭から離れませんでした。ヤバすぎ&病的&美しすぎ。ついでに、ダニエル・デイ・ルイスがエロすぎ。恋愛映画の生涯ベスト級に良かったです。

「フランシス・ハ」(2014年)ノア・ バームバック監督作。主演のグレタ・ガーウィグの監督作「レディバード」を見ていて、そういえばと思い出して見返したのがこちら。最初見たときはそんなでもなかったのに、今見返したら最高に良くて、当時の自分に何があったんだ?と不思議に思うくらい。ニューヨークを舞台に、人生ままならない女性が必死こいて頑張る姿をコメディタッチで描く大人青春物語。思わず主人公を応援したくなる、「がんばれがんばれ~」と声をかけたくなる愛すべき作品でした。

「パリ、夜は眠らない」(1990年)ジェニー・リビングストン監督。 80年代NYハーレムのボール・ルームカルチャーを捉えたドキュメンタリーで、最近リマスターされてnetflixで配信されていたのでお恥ずかしながら今回初めて見ました。主に黒人やラテン系のゲイ、トランスジェンダーの人々が毎晩テーマに沿ったコスチュームで着こなしやポージングを競う大会を ball competitions といって、ここからあのヴォーギングも生まれたくらい、80年代ゲイカルチャーの中心にあった場所の熱気と喧騒、そしてそこで生きる人々の悲哀までも映し出します。 住む場所のない若いゲイの子たちを助けるためのコミュニティというかシェアハウスのようなシステムがあることをこの映画で知ったのですが、それぞれのハウスにエクストラバガンザとかニンジャとかサンローランという創設者の名前がついていて、あのダイアナさんの名前の由来はここにあったのか!と。あと、映画に登場した人々が今どうしてるのか知りたくて調べてみたら、多くの人がHIVなど病気や事故で亡くなられていることがわかってしんみり。みんな幸せになってたらいいなあと思うくらい、映画のなかで必死に生きて輝いていこうとしていたので、ちょっと悲しい。

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