
これがほんとのヘアアクセ
なんか変わったブローチだなぁとネットで偶然見かけたブツを調べてみたら、けっこう驚愕の内容でした。最初はよくわかんないけど繊細な手芸作品で可愛いわ、なんて思っていたら、原材料(ていうのか)は人間の髪の毛。しかも死んだ人の。マジか~。それにしてもすごい。どうやらビクトリア朝時代に主にイギリスやフランスで流行っていたらしく、亡くなった人の思い出の品として故人の髪の毛を使ったブローチやネックレスといったジュエリー、またはリースや立体物などを作っていたそうです。髪の毛は腐らないので在りし日の姿をそのまま思い起こさせてくれるから、なんだとか。今では歴史的価値のあるアート作品として博物館に展示されていたり、オークションに出品されているようです。


めちゃくちゃ細かい~。しかも誰かの想いが詰まった作品となるとさらに感慨深い。


海外のオークションにもよく出品されていて、欲しいと思えば手に入れることもできますが、もちろんあまりお安くはありませんでした(2万~5万とか)。とはいえ見知らぬ誰かの思い入れの詰まったものが欲しいかといえば、私はちょっと微妙なとこですけんど。

そしてこの髪の毛を使ったジュエリーは海の向こうでは人気なのか、現在でもワークショップとか頻繁に行われているようでちょっと調べただけでもぞろぞろ出てきます。画像上はDIYでビクトリア朝の髪の毛ジュエリーを作りましょう、というウェブページから。英語サイトですが、写真付きで作り方が載っているので挑戦できなくもない。案外簡単にできそうでした。私は多分作らない。
参考サイト:「The Sentimental Art of Victorian Hair Work Jewelry 」atlasobscura.com
「The Curious Victorian Tradition of Making Art from Human Hair」artsy.net

