
超密度手芸
なぜか最近超絶に密度の濃い手芸作品を見つけることが続きました。すごすぎて画像をジーっと見つめて口が思わず開いてしまうレベル。想像力と技の極限を見ているような、手芸の無限さに圧倒されるばかり。画像だけじゃなくて、実物も見てみたいですが。
チリ在住のTrini Guzmánさんの手芸作品。華やかで立体的で細かさ密度もスゴイ刺繍たち。デニムJKにめちゃめちゃ濃い刺繍を施すのも可愛い。
カナダはバンクーバー在住のSophieさんの可憐で細かさが半端ない刺繍作品。slow stitch sophieと言ってるだけあって、ゆっくりペースで作品を作っているようです。


イギリスに、貝ボタンで服をゴッテゴテに装飾して着るThe Pearliesという人々が存在することを、GUCCIのサイトで最近知りました。この過剰さと過激さがパンク! 公式サイトに掲載されているThe Pearliesの歴史を読むと、始まりは1875年で、孤児であったHenry Croftさんが当時のthe Costermongers(路上で果物を売る商人)が着ていた服(貝ボタンで足の継ぎ目やポケットの口を飾っていた)からヒントを得て、なぜかスーツの全身、帽子を貝ボタンで飾りまくったそう。しかもこの格好で、孤児のための寄付金集めを始めて、この目立つ格好のおかげか、けっこうお金を集めたらしく、ただの酔狂じゃなくて善行ありきのファッションだったとは恐れ入りました。Henryさんが体力的に続けるのが厳しくなってきたころに、友人たちが彼の意志を継いで同じ格好でチャリティ活動を続け現在に至るそうです。

