movie

ほわほわじゃないよ

なぜか機会を逃して読まないままでいたけどいつか読んでおくべき本のひとつ「ウォーターシップ・ダウンのウサギたち」をようやく読んだんですが、なんでいままで読んでおかなかったんだと後悔するほどの名作でした。簡単にいえば、野生のウサギたちが新天地を目指して冒険するお話ですが、たんにウサギが数々の困難に立ち向かっていくという単純な話じゃなくて、ウサギたちにも高い知性があり、神話も政治も存在する独自の社会構造を作り上げているという、驚きに満ちた物語が面白すぎて久々に「早く先が知りたい」とページをめくる手が早い早い。ファンタジーでもあるけど、ウサギたちの習性や身体に関する描写は現実のものを下敷きにしてあるので荒唐無稽ではないしっかりとした世界観が作られています。ウサギってのはふわふわで可愛くてか弱いというイメージしかなかったけど、今ではウサギ様(様付け)は賢く足も速い動物界のトップに君臨すべき生き物だ、と思わされるほどの小説でした。想像の力はすごい。

で、アニメ映画化(1978年)もされていて評判も良いようですが(上のジャケがかっこいい)、海外では一部トラウマ映画としても認知度が高いようです。なぜなら

こ・わ・す・ぎ~~~。どの場面かは小説読んだからすぐわかったけど、たしかにあの場面を映像化したらこうなりそう。

ウサギが主人公だからとほわほわした物語を期待すると大外れで、ウサギの本気の命(たま)の取り合いが描かれてます。この絵だけみると怖すぎだけど、ウサギの泣ける生き様とか友情とかリーダーシップとは何かを教えてくれる激いいシーンでもあるので、ぜひお子さんなどいたら大推薦したい小説なのです。

なんとBBCとNetflixが組んでアニメのミニ・シリーズを2017年に向けて制作するというニュースも。ぜひ見たい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です