
映画やTVをぼけ~っと見てるとこんなところに猫が!というシーンがたまにあって、それだけでうれしくなってしまう猫バカなのですが、とくに思いがけない映画やシーンで出てくるとたまらなく愛おしい画面になるのはいかに。というわけで、先日見てた映画で最高にキュートな猫が登場したので記憶メモとして残しておきたいと思います。

フランク・キャプラ監督1938年の「我が家の楽園」という映画のわりと最初のほうのシーンに、小説を書いてるおばちゃんの横でペーパーウェイト代わりに置かれている子猫のキュートさよ! 猫がメインではないので画面の端っこで見切れる寸前の子猫ばかり見てしまいました。しかも、まったくわざとらしくなく猫らしく可愛いのです。よって、ベスト・ネコ・イン・ザ・ムービー賞をあげたい。

あと、私のなかでのベストネコ映像のトップといえば、伊丹十三出演のドキュメンタリーTV番組「天皇の世紀」(1973年)の第一話冒頭。原作者の故・大佛次郎宅に訪れるシーンで怒涛のネコ連続映像が繰り広げられます。扉を開けたらネコ、道を進むとまた別のネコ、ここにもあそこにもネコネコネコ、ネコの置物までたくさん出てきて猫好きなら悶絶する数分間の映像に、まったく関係ない真面目なナレーションが入っているという斬新演出。ドキュメント作品だけに、自然なままのネコの姿がたまらんのです。
またひょっこりネコを見つけたらメモしていきたいと思います。