本日のgoogleのdoodleがテルミン奏者のクララ・ロックモアだったので、なんとなくyou tubeで聴いてみよ~なんて見にいったらコメント欄がgoogleを見て来た人だらけで自分も含めミーハーかつお調子者だらけで笑いました。電子音楽を奏でる女性ってかっこいいなあなんて思って思い出したのが、少し前に読んだ記事で紹介されていた、Delia Derbyshire(デリア・ダービシャー)。
1960年代からBBCレディオフォニック・ワークショップの初期メンバーかつ最重要人物として電子音楽を作曲してきたイギリス人女性。BBCレディオフォニック・ワークショップは、BBCのドラマやラジオの音響効果部門として設立されて、後の音響系やモンド音楽なんかにも多大な影響を残したところ(1998年に消滅)として有名で、そこで彼女が残した最大の功績が、英国SFドラマの金字塔「ドクター・フー」のテーマソング。作曲家のRon Grainerのスコアを電子音楽として再構築したのがデリアで、電子音楽で作られた最初のTVテーマソングのひとつとして名高いようですが、当初は彼女の名前がクレジットされていなくてRon Grainerが彼女の名前も載せるべきだと主張したのにBBCが拒否したという経緯もあったそう。彼女の死後(2001年)、大量の音源が屋根裏から発見され、音源公開やドキュメンタリー番組が何本も作られるなど彼女の功績が広く知られるようになったそうです。
彼女のCDを今手に入れるとなると、「ドクター・フー」のサントラかBBCレディオフォニック・ワークショップのCDがいちばん手にいれやすいみたいですが、試聴したところ私の好みはDelia Derbyshire&Anthony Newley「Moogies Bloogies」でした。
ジャケットも可愛い。
とはいえ、私、電子音楽に特別詳しいわけではなくて、記事を読んで気になってから調べただけなのでいろいろ抜け落ちてることあると思いますのでご容赦ください。
しかし、クララ・ロックモアといいデリア・ダービシャーといい、何事にも先駆者(パイオニア)に必ず女性が重要な位置で存在することを知っておくのは大事だな、と思いました。