ほろり

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ジェーン・カンピオン監督の「ブライト・スターいちばん美しい恋の詩」、最近見た恋愛映画のなかじゃダントツに好きな作品だったなぁ。英国詩人のジョン・キーツと恋人ファニー・ブローンの物語で、若くして亡くなったキーツとの短い一瞬の恋を、とてもロマンチックで儚い映像美で包み込んだ良作。周囲の人からは浮いているけど、頭が良くて自分を生きようとする女性を描いてきたカンピオン監督らしい主人公ファニーの目線がとっても良かった。ファニーが自分で手作りしてるドレスがどれも個性的で可愛いのもいい。

思えば私がキーツの名前を知ったのも、ザ・スミスの「cemetry gates」(今聴いても泣けるほどいい曲…)。サブカル文学少女に憧れた田舎者だった懐かしいあの頃、気取ってキーツの詩集を図書館で借りて読んだんだけど、詩を理解する脳に育ってなかったせいか大して読まずにそっと本を閉じたなぁ。そんな恥ずかしい思い出が蘇ってきて、死ぬまでにキーツのお墓参りもしてみたいなあ(ミーハー)と調べたらキーツのお墓、ローマにあるんか~い! 死ぬまでにやりたいことのリストが世界レベルで広がっていく…(※ウィンブルドン観戦がすでにリスト入りしてるので同じイギリスでまとまると思っていたからです)。

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