とはいえ

恐ろしいことに、ほんとにあっという間に1年過ぎてボケ~ッとしてるだけ状態です。とはいえ、大きな病気もなく旅行とかしてそれなりに楽しくも過ごしたのでまあいいかという昨年でした。そんな私の新しい1年の豊富を見事に表現していた地獄のミサワの格言がコレ(下画像)。膝がすり減っているのか急には走れなかったり(ゾンビの世界で生き残れない不安)、知らない間に擦り傷が増えてたりしますが(痛みを敏感に感じてないのか)、とりあえずは元気にボケ~とできれば最高です。今年もよろしくお願いいたします。

主人公は誰なのか

前々からうすぼんやりした考えだったものが、最近読んだブログ記事で明確になって、なるほど!と膝を打ったのでした。いつ頃からか流行りだした「自己責任」って言葉の恐ろしさについて警鐘を鳴らしたこちらの記事「自己責任を求める成功者たちにつけるクスリ」です。

自分は自分の力で頑張ってきたんだという強い自意識があるから、社会的な弱者に対して「他人のせいにするな」と平気な顔で言い放ってしまう

一部の成功者が、TVや公の場でよく口にする、「自分はそんなことに負けなかったんだから、悪いのはお前」的な論理、私も釈然としない気持ちで聞いていたのですが、この記事で紹介されていたオバマ前大統領の言葉に、ものすごく納得&共感。

私がいつも驚かされることがあります。(自分が成功したのは)単に自分がとても賢かったからに違いないと考える人々がいるということにいつも驚かされるのです。(中略)もしあなたが成功者だとしたら、誰かがどこかのタイミングであなたのことを助けているはずです。

当たり前ですけど、成功に至る過程で様々な人と関わらなければその地位は築けなかったはず。多くの人の助けでたまたま頂点にいる人が、途中で成功からは落伍したかもしれない人の弱さを弾劾するのってなんだかなあ。最近も体罰問題で「さんざん体罰受けてきたけどまともな人間に育った」とかいった芸能人いたけど、それもたまたま彼がそうであっただけで、体罰によって命を落とした人、心に傷を負った人が少なくともいることをふるい落とした発言でガッカリしました。まあ人は自分の体験によって語ることのほうが多いからやむなしな部分もあるでしょうが、とくに影響力のある人たちが想像力に欠けた発言を繰り返すのは残念。

と、この件ではたと思い当たったのが、映画「エンジェル・ウォーズ」のこと。いきなりなんだ?と思うかもしれませんが、世間の評価はあんまり良くない作品なのですが、個人的には妙に心に刺さった作品で、それがなぜだったのかがわかったのです。

自由を求めて戦う女の子たちの話で、主人公だと思われていた人物が映画ラストになって「これは私の物語ではなかったんだわ。これはあなたの物語なのよ」と、自分を犠牲にして一緒に戦っていたほかの登場人物を救うという展開。

最近はSNSの流行りもあって、自分が主人公であることが重要なんだと思わせがちな世の中で、人は一人で生きてるのではなく多くの人の手助けによって世界は成り立っているんだ、というメッセージにグっときたんだな!と今気づきますた(遅すぎ~)。

さらに映画のほんとの最後に字幕で、自分たちが愛する世界を守る力をもっているのは映画を見ているあなたたち一人ひとりである、と、どか~んと出てきて、ちょうど3.11の震災直後のこともあって余計に胸に刺さったのでした。主人公ってのはたまたま選ばれた一人であって無数の人々の力こそが重要なんだってこと忘れないでおきたいもんです。

2016雑念

気づけばもう年末(毎年同じこと書いている)。日記をさぼってすみませんでした。なんのまとまりもない雑念だらけの毎日を過ごしている私の最近の心のビタミン剤(一度言ってみたかった)は、「秒速で1億円稼ぐ男」そして「秒速で転落した男」こと与沢翼の公式ブログです。現在はドバイ在住でお子さんも生まれたばかりで人生トップ街道ばく進中の与沢翼の桁外れなセレブ生活がつづられたブログを見て、そこに踊る1億円!成功!投資で勝つ!etcの文言を見てると自然と笑いが出て楽しくなってくるんです。あまりにも縁のない世界すぎてファンタジーの世界を見てるような感覚…。こうやっておいしい投資の話とかにコロッと騙されるのかもしれない、と今書きながら思いました。いかんいか~ん! 今後気を引き締めつつブログを楽しんでいかなくては。全部は読み切れていないのですが、ある日のコラムで「一度手にすると、今度は物欲だけでは頑張れない世界がやってきます。わかりやすく言うと、物がモチベーションにはならないんです。既に持っているから、あるいは、持とうと思えば持てるから」という利根川(カイジ)ばりの名言はここに書き留めておきたいと思います。

そういえば今年は映画よりも海外ドラマばっかり見てて「ウォーキング・デッド」では本気でトラウマレベルのショックを受けて1週間くらい立ち直れなかったり、「Empire成功の代償」も毎週楽しみに見てるのですが、今年はやっぱamazonオリジナルの「トランスペアレント」と「ファーゴ」シーズン1&2が個人的なベストでした。来年はいよいよNetflixに手を出そうかと思案中です。

来年もよろしくお願いいたします。よいお年を。

 

線引き

あんまり地上波のTV見てないんでぇ、とよく言ってる私ですが、私人見知りなんでぇ、と同じくらい意味のない自己宣伝のような気がして恥ずかしくなってきた今日この頃。地上波見てないけどその代わりケーブルTVを死ぬほど見てるので、結局同じ穴の狢、目くそ鼻くそでした。

というわけで、またしてもケーブルTVなのですが、最近つけると必ず目にするのが芸人たんぽぽが宣伝する酵水素サプリのCM。ダイエットに効く酵素と水素の凝縮エキスらしいのですが、水素水と同じくらい胡散臭い…。たんぽぽの川村さん好きだったので、いつしかブログに、こけしに代わってこの酵水素サプリがちょいちょい出てくるようになってちょっと哀しいです。芸能人だからしょうがないか。ケーブルTVのCMはダイエット商品か健康食品が多いんですが、前から誰が買ってるんだ?と思ってたら、うちの母親が美容コルセット買ってました! 母親の大好きなミステリー海外ドラマの間に流れるCMでまんまと引っかかってました。そんな私もジェイミーの料理番組内で使用してる野菜スライサーや、マーサの番組でいつも使ってる卓上ミキサー欲しくなってたりするので、人のことを笑えないのかもしれましぇん。最近も黒酢ドリンクまとめ買いしたし、胡散臭い健康食品とそうでないものの線引きは非常に難しいなあという雑感でした。

殺生

かなり昔の「ガキの使い」の松っちゃんのトークで、虫を殺さないと人としての位が上がるという話を聞いて以来(※うろ覚えなので間違ってたらすいやせん)、虫をむやみに殺さないようにしています。先日、散歩してたら上からツツーッと小さい毛虫(1cmくらい)が目の前に下りてきて、あろうことか私の帽子のツバにぶら下がりプラーンプランと。そして、その状況に動転して息が荒くなったせいか、スポッと私の鼻に毛虫が吸い込まれてしまったのです。ぎゃ! しかしすぐむずむずしてデカイくしゃみが出たら、うまいこと毛虫もスコーンと出てきて鼻水まみれの毛虫を街路樹にそっと置いてきてあげました(まだ生きていたので)。人としての位がまた一段上がったかなぁ。

情報の沼

実家に帰るたびに増えていくTV情報。ケーブルTVで海外ドラマか地上波は決まった番組を録画して見ている私なので、ただNHKや地上波のTVをダダ漏れで見ている実家に驚くことばかりという話。ディーンフジオカという俳優が人気とか、ショーンマクアードル川上という人物がいるとか、ちぇるちぇるランドから来たりゅうちぇるというタレントがいるとか、全員初耳です。いつの間に日本はわけのわからない名前だらけになったのか…。あと、五郎丸はチャーハン大好きとか、KAT-TUNがどんどん人が減って今は3人とか、夕方のニュース番組に出てる局アナだと思ってた人がNEWSの小山慶一郎というアイドルだったとかいう1ミリもタメにならない情報を仕入れてきました。

また、海外ミステリ大好きな母親の救世主チャンネル、AXNミステリーを頻繫に見ていたせいで、世界には山のように探偵がいることも知りました。刑事フォイル、主任警部モース、バーナビー警部、ルイス警部、牧師探偵シドニー・チェンバース、ブラウン神父、マッテオ神父、人情刑事モンタルバーノ、警部ジョージ・ジェントリー、刑事ヴァランダーetc こんなにあるとはビツクリです。どれもパッと見おっさんばかりなのですが、全部見分けている母親にも驚愕。

実家という(もしかしたらどうでもいい)情報の底なし沼。恐ろしや…。

意識高

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いわゆる意識高い系を揶揄する記事よくみるんですが、海外でもHipsterてのがそれにあたるみたいで彼らも最近嘲笑されてる記事みかけるようになってきました。どこも同じなのか…。「ヒップスターのレストランでありがちなこと」という内容のやつでは、レンガの壁、クラフトビール、料理はまな板の上に出される、座りにくいビンテージの椅子、いたるところに”artisan”(職人)の文字、黒板メニュー、メイソンジャーなどなど。日本の場合で出てくるワードも、クラフトビール、オーガニックのパン、サードウェーブコーヒー、詩をツイート、石垣島、など”意識”が思い切り被ってる! 流行ると一気にテンプレ化して陳腐になっていくのはしょうがないですかね。私だってオーガニックのパンとおいしいコーヒー飲みたし。そういえばサードウェーブ系男子ともいうようで、名づけたのが辛酸なめ子さんだったとはさすがです。この記事で読みました(※関連記事で出てくる「サードウェーブ男子の意識高い系な一日を追ってみた」という記事の皮肉が強烈で笑った)。

自意識ライジング

自分でも気付かなかった自分に気付く、そんな時ありませんか。私は気付いてしまったんです。昨日用事があって出かけた先にファミリーマートがあって、そういえばちょうど今「おそ松さん」キャンペーンをやっていて商品を買うとオリジナルクリアファイルをもらえることを知っていたので、どんなもんかいと覗いてみたら(夕方16時頃)「クリアファイルなくなりました!」のお知らせが。あれ、なんか悔しい。クリアファイル普段からよく使うので、おそ松くんのやつもらえるんだったらもらっとくか、なんて軽い気持ちだったはずなのに、今では異様に欲しくなっている自分。おそ松くんのファイルで仕事してたらいいことあるかも、とか思いだしてるし、「最近アニメもおもしろいやつないんだよね~」なんて周りの友人に吹聴しつつ話題だから見とくかぐらいで見始めた「おそ松さん」もちゃっかり2クール目まで欠かさず録画して見てるし、オープニング曲空で歌えるくらい覚えてるし、6つ子の見分け方画像を探してみたり、実はめちゃくちゃハマってるじゃんてことに。「おそ松さん」にハマっていない冷静な大人の自分を演じようとしてただけの、とんだ自意識ライジング馬鹿でしたわ~。

さすがに

ケーブルTVを見ていると謎の会社の謎のCMが多いのですが、さすがにヒドイ!と思ったのが、口臭予防の商品CM。ずいぶん前からいろんなパターンあったのですが、思い出せるやつだと、美容院の店長さんが常連さんの口が臭いけど面と向かっていえない、とか、おじいちゃんが孫を抱っこしてると、孫に「おじいちゃんお口臭い~~」と無邪気に言われたり、近所の井戸端会議で話しているとさりげなく顔を背けられて「私、もしかして口臭い…?」と悩むおばちゃんとか、まあいろんなシチュエーションで悲しい感じのCMがあったように思いますが、先日見たのは、ついに娘に「母の口が臭い」と告白されお母さんが悲しい顔をするという、あまりにもムゴい内容でびっくりした。もちろんCMだから台本あって本当のことじゃないんだろうけど、それならいったいいくらギャラをもらえれば、あんな公開処刑みたいなことできるんだろう…。ぷるぷる。勝手に出演してる人の気持ちに入り込んじゃって、どんより悲しくなるので、なるべく口臭予防のCMは見ないようにしたいです。

リニューアル

そんな大げさなものでもないのですが、少しサイトをリニューアルしました。このブログでぐだぐだ書いていた諸々を少しすっきりさせようかなと思いまして、日々気になった事柄をトップページで(www.naname.com)書きつつ(基本平日毎日更新の予定)、こちらのブログではより日記ぽくどうでもいいことやそうでないことまで面白ろおかしく書いていこうかな(こちらは不定期)、と思います。よろしくお願いいたします。